「短編 パニック」を含む小説

『私は今からできるだけ濃い文字で、できるだけ長持ちするであろう紙にこれを記す。』 現代の日本、自分の世界に入り込むのがちょっと好きなだけの平々凡々な男はいつも通りの代わり映えの…

２０■■年７月１６日、K県鳴降（なりふり）市一帯に怪雨が発生。 当時上空に雨雲はなく、なぜ各地に異物が降りそそいだのか分かっていない。 当文書は各ケースを記録、鳴降市に伝わる民話…

年末の都内、オレは大型同人イベントに参加するべく、電車に乗ろうとしていた。 大手出版社が出張編集部を構えて、原稿の持ち込みを待っている。オレはそこに自信作を出すつもりだった。 …

休日、窓を隣の部屋の女が叩いた。興奮したように彼女は言う、「虎が逃げ出したんだって！」 姿の見えない不安が漂う、現代社会のアナロジー。

ある日、自動運転機能を搭載した一台の車が暴走した。 運転手の抑止も聞かず、通行人の女性をはねてしまう。 運転手は路上に倒れた女性に駆け寄り、安否の確認をした。 幸いにも女性…

摩天楼がそびえ立つ近未来。スラム街では薬物乱用が横行し、トランスビースト化した怪人による凶悪犯罪が多発していた。絵描きであるマルトは生活費を稼ぐために、民営警察の仕事をすることに…

多くの現代人が睡眠に関する問題を抱えています。寝るのが怖いと思ったことはありますか。睡眠に問題を抱えた主人公の短編。

〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉 　マイアミのビーチで遊んでいた若いカップルが、空から降って来たホオジロザメに襲われる。 　事件の捜査に当たった市警のマーティー警…

あー、イラつく。そして死にたい。もー死にたい。なんてったって死にたい。 いやこれだけ死にたいって言ってるんだから普通見逃さないでしょ！ 話を聞くったって結局体目的じゃないのーーー…

…………心の闇……。 ただひたすら、心の闇……。 まぁ、たくさん読まれるとは思いませんが、 肯定的なコメントは歓迎します。 ドメイン設定してますが、何故かカクヨムからの様々…

少女には、誰にも言えない秘密がある。 それは、怪獣が見えるということ。 誰にも秘密を隠す少女は、絵を描くだけ。 孤独な少女は、ただ自分にしか見えない怪獣たちを描くだけが楽しみだっ…

お天気キャスター、杉浦瑞希に巻き起こる予想だにしない展開にご期待ください。 『コソドロ軍団の掟』の改題及び内容を一部修正して、お届けします。

脳科学の発達は、人の個性の謎を解明した。今や「才能」は、薬剤処置によって身につくようになったのだ。誰もが一度読んだものを忘れず、器用に作業をこなして生きる時代。そんな中、製薬会社…

就寝中の俺――藤沢は、アリスというオカルト好きの美人の先輩から送られた、「江ノ島に捕まった」という謎のメッセージの着信音で叩き起こされてしまう。 アリス先輩は大学内でも屈指の美女…

小さいことでパニックになる私が彼氏の言動に救われる日々の備忘録

初めて短編書きました。 投稿は2回に分けて、前後編2話で終わる予定です。 内容は完全にギャグに振り切ってます。

これは人類が住む、1つの惑星の物語。 ヒトは植物、動物、さらには同族をも犠牲にし、科学力による発展を極めた。 だが異星人の侵略行為により、それらのほとんどが塵となった。 かすかに…