「短編 擬人化」を含む小説

地球に激突する軌道をとる巨大彗星 その存在に救われ、恋をした変態少年 その終わりと、続きのおはなし

キャラ名は、新人、中堅、ベテラン等々、一部二つ名を除き、人物名は出て来ません。 短編として、勢いで書きました。楽しんで頂ければ幸いです。

　君の後姿を見るのはこれで23回目なのだろう。君に会うたびに大切なものが分からなくなってしまう僕は今日で25歳になった。周りに流されていつのまにかこの場所に辿り着いた僕は、これか…

なにもないがゆえに自らに自信がない女子中学生の目の前に、トイレットペーパーの擬人化である美少女が現れて消えるまでのお話です。

僕は昔から、主に女の子といい感じになりそうなときなんかに、目の前に選択肢が出現することがある。 ある日、あまりにも間違った選択肢を選び続ける僕に業を煮やしたのか、選択肢は美少女に…

吐いた唾は呑めぬというものの、吐いた煙が食えない女になるとは。 電子アロマに駆逐された紙巻煙草をやめ損なった男の元に現れた美女。 特に何が起こるでもない、彼らの出会いと、そのち…

俺の名前はフレディー。グリニッチ・ヴィレッジの古い建物の壁で、仲間とともに激しい風雨に耐えている、しがない葉っぱだ。 そんなオレが、誰かの心の支えになってるだって？ Don'…

幼少期のつらい記憶に囚われた主人公。 彼は過去を乗り越え、再び前を向くことができるのだろうか。

夫とは二年前に離婚。二人暮しだった息子は病気で亡くした。 若気の至りとはよく言うもので、家庭を顧みず散財に走り、他の男に現を抜かしたバチが当たったのだ。 人生で最大の過ちを犯して…

理系の大学に通う女子大生の由紀子は、自作ＰＣが趣味だった。いつものように秋葉原でパーツを物色していると、ＡＭＤ製のＣＰＵを擬人化した女の子・アムドと出会った。 アムドは同性の友達…

孤独の果てに“死にたいという願望”を持つに至った『僕』。 とある雨の夜。『僕』は、自らを“希死念慮の擬人化”と称する女性と出会う。 彼女は、僕という物語を終わらせてやると、僕に優…

僕はユウちゃんの指先だ。色んな物と語り合えるよ。校庭のうんていくんともお友達だ。所が、不意に相棒となってしまった物があり、残念だけれども、いつかはお別れをしなければならない。辛い…

擬人化作品です。

「形而上学って知ってる？」 「なんすかそれ」 「君のやろうとしていることは、君にとっていつも難しすぎるんだよ！」 「はあ」 「形而上っていうからには、形而下というものもあってね」…

電波。 それは電磁波のうち光より周波数が低い、波長の長いものを指す。 はるか昔から、電波は世界に存在し、人類の文明とともに、解析、利用されることが多くなった。 だが、この「電波…

　パンの姿を形どった女の子、パン娘。彼女たちの仕事は大小様々なパン屋の店頭に立ち、看板娘としてお客さんと接すること。名実ともにお店の顔として認められたパン娘は『看パン娘』として地…

　チビ太は読書感想文が書けずに困っていた。一文字だって進まない。そんな時、手に持った鉛筆がこんなことを言う。 「おいチビ太！　オレが代わりに書いてやろうか！」 　喋る鉛筆のおかげ…

　最初は何の擬人化なのか、伏せて進めています。予想しながら読み進めてもらえたら、と思います。何の擬人化か伏せている都合上、読み方を書いていない文字もありますが、ご容赦ください。最…

突如ライフライン（仕送り）を断たれたカズマは、藁にも縋る思いで不動産屋に駆け込む。選んだのは分かり易く怪しい破格の賃貸物件。とにかく焦っていたカズマは四の五も言わずに契約をしてし…