「消えてしまう？」を含む小説

受験期の中学生の話。百合。

人魚姫症候群―― いつしか世界には、そんな病が蔓延していた。 「一番大切な人のことだけ忘れてしまう」 大切に思えば思うほど、心を込めれば込めるほどに、記憶は泡のように儚く消えて…

電柱の影から、洋服店の試着室から、遊びに来ていた友達の部屋から——日常のあらゆる場面から一瞬のうちに子供が消えてしまう「連続神隠し事件」の渦中にある柚月原市。中学2年生の市川言音…

　異世界人の人口が過半数を占める国。 　遭難した異世界人を保護し、支援するのが、俗に管理局といわれているこの組織。 　赤毛の青年〈晴光（せいこう）〉も、管理局職員であると同時に、…

中学3年生の澤西りんは勉強や女子とのやりとり、将来のことなど様々なものを仕方がないで片付けていた。 同じく中3の遥未来は10歳の時にあった事故で今でも少なくとも年に一回は手術を受…

その屋敷の主である少年は午前中しか起きられない。 主が起きている間、敷地内にいる人間は姿が消えてしまう。 消えた者達はお互いを半透明に見えて、声も聞こえるが、主には姿も声も聞こえ…

幽霊は死んだからと言って完全に消えてしまうわけではありません。 人間が死んで死体を残すように、幽霊も死体を残すのです。

自分が書いていた文章は簡単に消えてしまう。 インターネットは永遠に文字を保存する場所ではなくて、文章を保存しているサーバが壊れてデータがなくなってしまったら消えてしまう。現に、1…

ふと、幸せについて詩を書きたくなりました。 ふと、幸せって？ 人それぞれ ワタシの思う 幸せ

「これが理由です。俺はもう、空を飛べないんですよ」 　エバジェリー。 　それは生身のまま空を飛び、ゴム製の刀で斬り合うスポーツ。 　今年で三十周年を迎え、ますます競技人気に拍…

綿あめ見たくて、甘くて幸せな恋。愛に変わらない恋は消えてしまう。 どんな思い出？ 私はただひたすら甘い。 最後はビターチョコみたいに、苦い。

魔法使いの少女シュネーは記憶を使って魔法を使う。しかし魔法を使うたび、シュネーは相手の記憶から消えてしまう。 魔法は好きだけど、記憶が消えてしまうのが悲しい。 そんなシュネーは…

ラナンキュラスは、国で一番の錬金術師が造った機械人形（オートマタ）。 亡き王妃の代替品として王様の心を癒やすために造られました。 王妃の記憶を受け入れて、ラナンキュラスは人間のよ…

なんてことない夏休み前の日、陽子は親友と一緒にいつも通りに学校から帰ろうとしていた。ところが、改札を通ったところで親友が突如消えてしまう。そして改札には駅員のおじさん。駅は木造と…

それはどこかの誰かが眠りの終わりに見た夢で幻。 目が覚めたならば消えてしまうかもしれない儚い泡沫。 けれど確かにあった欠片――――その一つ。 とある無いはずの平行世界。 そこに…

１章『消失する鈴原あゆ』完結まで毎日投稿！！ 毎日22時に9/9日まで投稿します！！ １章『消失する鈴原あゆ』 それは、消えてしまう少女の物語。 物心がついた時から人の人…

僕(セイジ)と妹(ヨーコ)はすごく仲の良い兄妹だ。 ある日、ヨーコの様子がおかしいのが気になった僕は、彼女の部屋に隠れて様子を見ることにした。 すると僕の見ている前でヨーコが消え…

世の中に記憶喪失があるように、この世界では記憶消失が存在している。この病は、記憶が何かの影響により脳から消えてしまうのだ。その失った記憶は二度と戻ることなく、時間が経つにつれ記憶…

「黒き森の老魔女」と恐れられているカンナは、正真正銘１９歳の女性である。休息日になると、姿を隠している魔女のローブを脱ぎ捨て、かわいい町娘になって王都に出る。お目当ては舞台。その…

流れ星は0.5秒で消えてしまうため3回もの願い事を言えない。でもなんとかして、頑張って、あがいて3回願い事言えたらどうなるだろう。