境界線上の上の人

ゆう/月森ゆう

第1話

 友達以上、恋人・・・未満?

 この関係って何て言えばいいんだろう?

 花より団子ってそれって私のためにあるんだと思う。

 そんな言葉。


 孝介君の部屋に来るの、何度目だったっけ?

 相変わらずきちんと整理整頓されてる綺麗な部屋で、入るだけでため息がついて出る。

 正直、あたしと彼って正反対だと思う。

 性別、逆だったら上手く行ってるよね、あたし達――そんな台詞を茶化して言えば、彼にこういわれたっけと、ふと思い出すのは先日のことだ。


「梨恵は男のほうが良かったの?」

「そういうわけじゃないけど・・・ただ、孝介君が女の子で、あたしが男の子だったら、ちょうど良かったな~って・・・思って」


 あたしはがさつだし、孝介君は矢鱈と几帳面だ。

 だったら逆のほうがしっくりくるのではないのかと思った。


 あたしだって、真知子みたいに淑やかって言われてみたい。

 でも、人間には向き不向きがあると思う。

 真知子みたいに毎日振舞いなさいって言われたところで、あたしには出来っこないって分かってる。

 だから出来ない、だから何時もどおりがさつに振舞う。


 あたしらしく。


 瑠璃みたいに、せめて女の子らしく可愛い見た目してたら良かった。

 だったら悩むことなんて無かったんだよね。

 何にも言わなくたって女の子って見えるけど、あたしの場合、普段の行動から言われる言葉は「男子よりも格好いい」だもん。

 女子力は低いと思うんだ。

 がっくりきちゃうよ。


 孝介君みたいに、几帳面な男子が居るから尚更思う、あたし、女の子らしくないでしょうって。

 嫌だなぁ・・・ほんと。

 性格ブスだよ。


 せめてさ?

 君の横に立ってても、女の子に見えるような可愛い子でいられたらなーって思わずにいられないよ。

 けど、あたしの言葉を聞いて、首を傾げていた彼は言うんだ。

 そうでもないよって。

 嘘でしょ。

 嘘じゃないなら、リップサービスだと思った。


「そうかなぁ?・・・う~ん・・・そうでもないよ。梨恵、綺麗な顔してるのに勿体無いよ。そのまま女の子でいいでしょ?」


 ね、と言われ、頬にするりと差し伸ばされるのは男にしては矢鱈と綺麗な指先だ。

 その肌触りは滑らかで――妙にどぎまぎとしてしまったのは、不覚、だったと思いたい。


「それに、梨恵は俺には可愛い女の子にしか見えないよ。だから、そのままでいればいいでしょ?」


 これを素で言えるんだから、恐ろしい。

 後数年もすれば誑しどろこの騒ぎではなくなるのではないのか?

 頭が痛くなりそうだった。

 それとも実際はあたしだけにいってるって思いたい。

 思いたかったけど――素でこんな人なのかなとも思いたくないし、難しい乙女心だなあと思う。


 ね、その言葉って・・・さ、もしかして、あたしを”そこら辺の普通の可愛い女子の一人”にしか、見てないの?

 違うよね?

 あたし、か弱い女の子なんかじゃ、無いよ?

 それは、嫌だ。


 あたしは違う。

 彼に”弱い女の子”なんて思われたくない。

 普通なんかいらない、皆を守れるような子になりたい。


 でも、孝介君を見てると、時々、こうも思う。

 可愛い女の子って思って欲しい――とも思う。

 乙女心ってのは、かくも複雑なのよ。


 友達でも、さ、せめて――他の子とは、違うって、思って欲しいな~・・・・?

 とか思うわけで。

 でも、守られるようなやわな女の子じゃ嫌だった。

 彼を守れるような、特別な女の子になりたかった。

 もっと強くなって、真知子も、彼も守りたかった。

 親友一人くらい守りたいし、気になる男の子を守りたい女子の乙女心なのだ。


 そのためにも、可愛い普通の女の子じゃ、駄目だよね。


 他の子達とは違うんだと、まるで己に言い聞かせるかのようにそれを唱えると、彼の部屋のソファにごろりと寝転がる。

 こうして見ていると、案外天井が高いのだなと思う。

にしても、どうしてこのソファにはクッションがついていないのだろうか?

 寝心地が悪い。


「後でクッションの差し入れしておこっかな?」


 どうせちょくちょく遊びに来るのだ、そのほうがいいだろうと次回来るときに、一つでもいいからクッションを持ってこようと勝手に決める。

 彼のためと言うよりか、余程自分のためだろうと言いたいが、どちらの理由も半々だ。


 ソファの大きさはそこまで大きくは無いから、足がどうしてもはみ出てしまう。

 頭をソファから落ちない位置に置くと、どうしたって足の膝から下がはみ出るのだ。

 二人掛けのソファだから仕方ない。

 どうせだったらベッドでごろりと怠惰宜しく寝転がっていたいところだが、この部屋には生憎といい、そんなものは用意されてはいないのだ。

 用意出来ているのは畳まれた布団だけ。

 これを勝手に敷いて、その上に寝こけているのは流石にどうかと思い、ソファで勘弁してやろう――と、まぁそういうことだ。

 妥協の産物、だから仕方ない。


 せめてクッションで寝心地の良さをプラスしたいと思ったくらいなんだ。

 それくらいいいじゃないかと開き直る。

 次回は絶対にクッションを持ってこよう。


 はみ出た足をそうしてぷらぷらと振っていれば、彼が部屋へと戻ってきた。

 ドアを開け、部屋へと足を踏み入れた彼の表情は、あたしと目があった瞬間曇ってしまう。

 何よ、そんな悪態がついて出るのは仕方ない。

 だって凄い顔してるんだもん、文句の一つも言いたくなるよ。


「梨恵・・・足、しまってよ」

「しまえないよ。っつか今日短パンだもん。いいじゃん。ってかしまえないし」

「女の子がそういう風に素足をぷらぷらさせるもんじゃないよ。――しかも男の部屋でなんて・・・ったくもう」

「孝介君、一々煩いな~。別に構わないっしょ、孝介君だもん」

「何それ。俺を男として見てないの?兎に角、起きる。――あ、そうだ、オレンジで良かった?飲み物」

「あ、うん!ありがとっ」

「どういたしまして」


 ソファの前にある、小さなガラスのテーブルにことりと置かれたグラスには、並々と注がれたオレンジジュース。

 喉が渇いていたから嬉しいと言い、早速それに口をつけた。


「ぅ、んまーっ!」


 冷えたジュースが喉の奥へと滑り落ちていく感触が気持ちよくて思わず唸るように言えば、呆れたような声がかかる。

 何よ、その目。

 半眼でため息を零されれば、少しばかりかちんとくる。


「おっさん臭いよ、梨恵」

「おっさんゆーなっ!孝介君はデリカシーに欠けてるぞ!」

「そうでもないよ。梨恵はもうちょっと慎みを持とうよ。おっさんは言いすぎだろうけど、せめて足は閉じて、男の部屋に生足で来るようなこと、もうしないでよ」


 せめて気を使って欲しいと言われれば、ぶすっと頬が膨れるのを感じる。

 どうして君はあたしにそんなことを言うのかな?!

 足なんて別にいいじゃない。

 何でそんなこと注意するの?

 夏場に服着てなさいって、拷問以外の何だって言うのよ。


 酷くは無いかと言ってみれば、そうじゃないだろうと返された。

 何がそうじゃないのか言ってごらんよ。


「何でよ。暑いじゃないの。孝介君、このあっつい中、あたしに足蒸れるような服着ろって言うのはどうかと思うぞ?」

「そうじゃなくって・・・蒸れても、生足は無いでしょって。あの、さ、前から気になってたんだけど・・・」

「何?」


 目の前で孝介君が、ジュースを一口、口に含むと、ごくり、嚥下し告げる。


「俺のこと、男だと思ってるの?」

「どういうこと?」

「あのさ?普通、男の部屋って言ったら、友達でも何でも警戒しておかしくないよ?なのに、梨恵のしてることって、生足をちらつかせるとか、暑いからってお腹出すのとか・・・ほんと、意識してないだろ?」

「?意識っていうと・・・」


 男として意識していないだろうと言われ首を傾げる。

 孝介君は男の子じゃない。

 それくらい見れば分かるよ。


 すると、それを見るや否や、いいよ、と、拗ねたような物言いで彼は机のほうへと向かってしまう。

 何であたしが来てるのに、勉強なんて始めるのよと言えば、夏休みの宿題をそろそろ片付けないといけないんだと言われてしまった。


 あ、あたし、やってないや。


 夏休みも半ばへと差し掛かる頃だ。

 そろそろ片付けておかねば後で苦しい結果になりそうで――


 であればそれを見せていただけないでしょうか、お代官様と、彼の足元にちょこなんと正座してみせる。

 あははーと笑ってみれば、何と聞かれた。

 嫌だなお代官様、お人が悪ぅございますよ。


「それ、見せてくれー・・・ない?」

「見せてもいいけど、ノートとか、持ってきなさい。貸さないよ。ここでやることが条件」

「分かった。じゃあ、今度来るとき持ってくるよ!」

「ん」


 少しだけ目元が笑みの形に彩られたのを見て、こちらも笑みを返す。


 やっぱりあたしは孝介君の笑顔が好きだ。

 見るだけで元気になれる。

 今もそうだ、見ただけで笑顔が内側から溢れるように出てきてしまった。

 彼の笑顔が自分を優しい生き物に変えてくれているかのようで、だからあの笑顔が堪らなく好きだと思う。


 次回来る時は何時にしようかなと口にしながら、先に告げておく。

 この部屋に今度持ってくるものを。


「クッションとお菓子買って来るから♪」

「・・・・クッションって、何?」


 自分のために用意するもの。

 だけど、一応は彼の部屋だから先に告げておく。




「ソファ、寝にくいんだもん」


 けろりと言い放てば、少しばかり引きつった笑みになり、言われた。


「・・・・・・俺のソファ何だけど」

「いいじゃん、あたしが寝にくいんだもん。置いてあっても別に困らないっしょ?」


 いいでしょう?いいよね?

 笑顔で詰め寄れば、身を引いて両手を万歳の形にして、降参のポーズを取る孝介君。

 全面降伏してしまったほうがいいやとばかり、諦めましたとされてしまえば、こちらも願ったり適ったりで万歳だ――やた!


「・・・いいよ。好きにすれば?」

「えへへ、やったね♪」

「ったく、調子いいなぁもう」

「ありがとっ!」


 そのままその首に飛びつくようにして抱きついてしまえば、暑いんじゃなかったの?と意地悪く聞かれてしまう。

 何だよ、いいじゃない、こんな時くらい。


 きゅるる

 何やら可愛らしい音がして、音のした方を、ちらと見やる。

 お腹だ。


「・・・・・孝介くーん」

「何?」

「お腹、減ったんだけど」

「だけどって何」

「ご飯食べたい。何か作って?」


 おねだりする子供のように、悪いなーと思いつつも下から見上げるようにしてその顔を見やる。

 自分じゃ作れないし、人の家の冷蔵庫漁る趣味もこちとら持ち合わせてはいない。

 だからお願いしてみる。

 手作りのご飯が食べたいなーって。


 瑠璃みたいに、可愛くなんていえないから、必死におねだりしてみる。

 多分、あたしがやっても、瑠璃みたいに可愛く出来ないから、ほんとに子供のおねだりだろうと思うけど、やらないよりはマシでしょう。

 空腹があたしに訴えてるんだもん。

 何かご飯を、食べ物を、頂戴よ~って。

 だから何かご飯ください。

 お願いします孝介様!!


「何でよ。今勉強中って言ってる、」

「おーなーかー減ーったーーーーっ!!」


 空腹は人を凶暴にするのだよ!!

 あたしは孝介君のウェストに腕を回し、ぎゅうぎゅうと締め上げた。

 お腹減りすぎてお腹が痛いあたしの気持ちに近づけとの思いの丈を一方的にこめる。

 きゅるるるっ

 また鳴ったし。


「ご飯なんて、材料勝手に使っていいからっ!自分で作ればい、・・・・・ごめん、無理言ったね」

「・・・・・流石にそんな顔して言われると傷つくよ」


 何か、凄い申し訳なさそうに言うもんだから、逆に傷つくよ。

 気を使わせちゃって申し訳ないなー、より、むかつく。


 どうせあたしは料理できないよ!!


「もー!!お腹減って死にそうなのっ!!ご飯!孝介君のご飯が食べたい!!早く作って!!」

「え~・・・本気なの?」

「本気、すっごい、本気!本気と書いてマジと読むくらい本気!!」

「絶対死語だよ、それ」

「うっさい!!兎に角今すぐ料理するんだ!あたしのために!!うっまーい、ご飯を作ってよっ!!」

「え~・・・・めんどくさいよ・・・」

「めんどくないっ!めんどくないから作って!」


 面倒がるな!

 早くご飯を作ってよ!!


「めんどいのは俺でしょう。それに、面倒じゃない料理なんて無いよ、梨恵」

「うっさい!うっさい、うっさいうっさい!!はーやーくっ!」


 子供のように駄々をこねる。

 お腹が減った、もうそれこそ背中とお腹がぺったんこになりそうなくらい、減った。

 だから何でもいいから食べ物を口にしたかったのだ。

 けれどどうにも動こうとしない目の前の彼。

 それもそっぽを向いてしまっていて、こちらを見ようともしないのだ。

 これには流石に苛ついた。


 子供みたいに駄々をこねるあたしに、愛想をつかしたと、そういうことかと思ったのだ。

 だから余計に剥きになって言う、ご飯が食べたいと。

 何でもいいからこっちを向いて欲しかったのだ。


「やーだーっ。勉強中だもん。それに今、料理したい気分じゃないんだよ・・・」

「うっさいぞ!!じゃあ何なら作りたいんだっ!?君が作りたいものを食べてあげるから!だから作りなさいよっ!!」


 譲歩案だ!と告げれば、最早話はしたくないとばかり、机に向き直る彼。

 それは無いでしょうよと言いたい。

 耳元で怒鳴り散らしてやれば、閉口したようで、耳をふさいで呻いている。


「何よそれ。何も作りたくないよ」

「一個くらいあるでしょ?!ねーっ!お腹減ったんだよ~!ごーはーんーーーっ!!」

「うー・・・あ~・・・・煩いな~・・・・」


 ぎゃんぎゃん吼えて、孝介君の腕を引っ張る。

 キッチンに連れて行けないかと頑張ってみるが、やっぱり男と女の違いなのかな?――全然動かない。

 見た目優男の癖して生意気な。


 頑張って引いていれば、腕が急に動き出した。

 先ほどまで引かれるままに相手にもされていなかっただけに、吃驚する。

 そして行き成り真顔になり、こちらを向いて言うのだ。

 止めてよと。


 怒らせた?


「――千枝。だからそれ止めてってば」

「何が」

「胸、ついてる」

「むねぇ?」


 孝介君の腕を引き、体をどうにかこっちへと引き寄せられないかと頑張っていたんだけれど、どうにもこうにも動かない彼の体に、剥きになってぐいぐいと引っ張っていたら、気がつけば彼の腕を胸に押し当てるようにして引いていたらしいことに気がつく。


「・・・・・」

「え・・・・えへへ」


 流石に恥ずかしくて、照れたように誤魔化すように、笑って見せれば顔色を変えもせずにため息を零す目の前の彼。


 ちょっと、切ない。

 嫌われちゃった、かな?


「はぁ、全く・・・・慎み」

「え?」


 ぼそりと呟かれた言葉に、問うような視線を投げかければ、机の上を片付けながら、孝介君が言うのだ。

 条件だと、それは言っているように聞こえる。


「だから、慎みを持ってくれるなら――って言っても、今度からでいいから――俺の前では慎みを持ってくれるなら、作ってもいいよ」

「ほ、ほんと?!」

「うん」


 慎みが何かなんてこの際どうでもいい。

 何をしろよりも、嫌われていなかった、それだけが自分の脳には届いた。

 だから諸手を上げてよかったと喜べば、孝介君は勘違いをしたみただった――そんなにご飯食べたかったの?だって。


 勘違い、だけどいいや!


「わ、分かった!慎み、持ってみる!」

「ほんとに分かってるの?」

「いーからいーから、ご飯、ご飯♪」

「絶対分かってないだろ」

「孝介くーん、早く、早くー!」


 腕を引いて彼を階下へと下ろすために無理矢理歩き出す。


 話なんて無視無視!

 後ででいいじゃない!


「こんなんだから何時まで経っても付き合おうなんて言えないんだよな・・・まあ実質付き合ってるようなものだけど、関係を俺は深めたい・・・」

「何?何か言った?」

「何でも無いよ」


 その後孝介君は、きちんとあたしのために茄子とひき肉の炒め物作ってくれました。

 美味しかったです。


「うんまーっ!!」


「そうめんもいる?」


「いるー!!」


「この際だから餌付けを進めておこうかなぁ?」


「なにー?」


「何でも無いってば。それより、夕飯も食べていく?父さん母さんもそろそろ帰ってくるし、夕飯の仕込みしちゃうから。四人も五人も変わらないし」


「え、いいの?!やったー!――じゃないよね。食べてくー♪ついでにお泊りも~。なんちゃって」


「していく?でも妹と同じ部屋ね。泊まりなら。俺の部屋は本気で勘弁してよ」


「わ、分かってるよ!!」


 何ていい日なんだろう、ちょっと凹むことがあったというのに、そんなことはなかったかのように今のあたしは絶好調だった。

 お代わりがあるからなんてことはない、好きな人の手作りご飯を食べてるから満足しているからだと思う。

 ご飯何杯でも行けるよ。

 美味しいし嬉しい。

 もっともーっと甘やかしてね。


「ねえ、ご飯粒ついてるよ」


「え」


「んじゃ」


「なに?!何したの?!」


「キス。じゃあ、お皿洗っちゃうから出しておいて。夕飯作るよ。食べたい物教えて。何でもは無理だけど、冷蔵庫にあるもので作れるなら作るから」


「いいの!?」


 慎み一つで孝介君の手料理が食べられるなら、と膝がしらをくっ付けて笑う。

 えへへ、大好き、孝介君。


「ねえ梨恵。言葉に出てるよ。流石の俺でも恥ずかしい」


「はぇ!?」


「じゃあ、その、お付き合いしませんか?お嬢さん?」


「う、うん。するー!」


 夏休みに私たちの関係、進展しちゃいました。



*****


幼馴染同士の関係で、溺愛でした。

ずっと境界線上で曖昧で居た関係にピリオドを打てた二人。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

境界線上の上の人 ゆう/月森ゆう @benikake

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説