概要
時と共に若返る呪いを受けた、ある老婆と少年の物語
時と共に若返っていく呪いを受けた女性、神ノ山登紀(かみのやま とき)。
死にたいと思っても死ねず、それでも自身が子供になり赤子になり、胎児になり、受精卵になって消えてしまう運命。確実に訪れる「その時」を、まるでカレンダーを見るように理解してしまう悲劇。
そして何より、彼女は誰とも同じ人生の時間を歩めない。自分だけが流れる時を逆に遡っていく、孤独-
やがて少女となった彼女がある少年と出会った時、運命の歯車が動き出す。
呪いと、出会いと、恋と友情が紡ぐ長き時の物語。
※この小説はハーメルン、小説家になろうにも投稿されています。
死にたいと思っても死ねず、それでも自身が子供になり赤子になり、胎児になり、受精卵になって消えてしまう運命。確実に訪れる「その時」を、まるでカレンダーを見るように理解してしまう悲劇。
そして何より、彼女は誰とも同じ人生の時間を歩めない。自分だけが流れる時を逆に遡っていく、孤独-
やがて少女となった彼女がある少年と出会った時、運命の歯車が動き出す。
呪いと、出会いと、恋と友情が紡ぐ長き時の物語。
※この小説はハーメルン、小説家になろうにも投稿されています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!若返ってゆく肉体。一人〝すれ違い〟続けるヒロインは、果てに何を見るか?
物語の開始時点ではおばあさんだったヒロインが、〝肉体が若返っていく〟という呪いを受けてしまい――
そんなインパクトのあるスタートから始まり、「常に肉体が逆行している」という特性上、肉体的に〝パッシブ:肉体自動再生〟があるなど異能とも呼べる能力も付随!
けれどこの物語の本当の見所は、逆行ヒロインの〝心に刺さる〟生き方。
〝自分だけが若返り続ける〟ゆえに、出会う人、時代、その全てと〝すれ違う〟という、その切なさ……。
たとえ大切な人が出来ても、ずっとそこにいたくても、長くは留まれない。
〝すれ違う〟――作中でも表現されているこの言葉に、物語を読ませて頂いている間中、惹きつけられてしま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この才能を埋もれさせてはいけない!
僕はこの作品を少し前から読み始めています。
漢字二文字の潔いタイトル、これを見て、匂い立つモノがありますよね。
さて、少しだけ僕の話。
皆様、物語を書く時に何が最重要であるか、ご存知ですか? カクヨムにいる人達は絶対に知っているとは思います。そうです、現在のラノベの世界では間違いなく「キャラクター」です。キャラに魅力さえあれば、テンプレストーリーであろうとまるで新機軸のように世間に歓迎されてしまいます。
そしてこの作品は、そのキャラクターが全て素晴らしい! と僕は思います。
ついでに言うなら、この作品の独創性、展開のアングル、それらも全て非凡なのです。わかりますか? 凄い作品ですよ(…続きを読む