「近未来もの」を含む小説

「ミカミ君。私と一緒に……いや、私の相棒としてオンラインゲームをプレイして欲しい。私のデータを取り返したいんだ」 　フィギュアに受肉して遊ぶVRMMORPG――フィギュア・クロ…

モーターサイクルよ、永遠に、といった気持ちで書きました。

病弱な少女レイコは月都市で、機械人形《アンドロイド》のシンと出会う。 機械人形だというのに、リンゴすら剥けない彼をレイコは役立たずの自分と重ね心を寄せていく。 能力不足の機械人形…

　人類は、幾多の苦難を乗り越えて、ついに22世紀を迎えた。 　しかし未だに人類は、賢者の石を作れてないし、恐竜を復元できてないし、不老不死にも至ってない。 　アルツハイマーの治療…

インターネットで情報を集めていると、ふと気になった、ホームヘルパーサービスを見つけると、興味を惹かれてしまう。 しかし、どんなサービスかわからないので、躊躇してしまうのだった。 …

ゲームなどほとんどやってこなかった釣り好き少女が、人気ゲームをやったらハチャメチャに強くなりましたー

関西弁団地妻SFアンソロジー『繊翳』掲載されていた作品です。 病がほぼ根絶された近未来、団地の一室で病を売り捌く女と、その調査に訪れて深みにはまる男の話です。 このアンソロジ…

【第11回角川つばさ文庫小説賞 一次選考通過、二次選考は落選しました】 バドミントンの強豪ペアだったアツシとエイジは、小学生最後の大会で悔しい負けを喫した。 「中学に入ったら今…

統一国家デクトリア、この国は機械によってすべてを管理されている。労働者階級のユウキは、デクトリアの労働者として、毎日を働き潰していた。慕ってくれる同僚はいれど、明るい未来は待って…

ファミチキ食べたら思い付いたお話です。

　荀南と緑。政府による生産調整の計画のもとで、結婚するように仕向けられたふたりは、自分たちの愛情が作られたものではなく、自らの感情が産み出した本物であることを確かめようとする。 …

いつも通りの日々、そんな退屈が続くと思っていた。日常はいつまでも日常で、朝は毎日やってくる。そう思っていた。 ある日、朝は来なかった。

色々とあって、名探偵なる職業がかつて存在していて、けれども今はもうなくなった、近未来。 人間の名探偵たちを軒並み廃業に追い込んだ、５分で推理する名探偵アプリの登場からはや５年。 …

六年に及ぶ外惑星勢力と地球の戦争は終結し、徴兵されていた俺は地球に帰還した。 故郷の駅に俺を迎えに来たのは、幼馴染みのシュウ。 彼は言う。「お前が無事に帰ってきてくれて、ほんとう…

ある年のクリスマス。「あの方」の誕生日が街中で祝われ、年に一度の恒例行事・暗殺計画は今年も失敗し、親友は処刑されてミートパイになった。 「俺が死んだら、これでお前の心臓を撃ってく…

　2030年7月。最高気温35℃を超す異常な気温が当たり前になった少し未来の日本のある朝。 　京友大学（けいゆうだいがく）大学院博士後期課程の学生、坂巻明彦（さかまきあきひこ）は…

友人たちと集まってのキャンプは、不慣れながらもゆっくりと

　夜の街に佇み、迷子のように辺りを見回す少女。 　その横顔には、過去に失った大切な人の面影があった。 　22世紀初頭。ヒューマノイドが至る所に浸透し、人々の労働力を代替している…

ビューワー設定から縦読み推奨

そこは、現実に似ているが21世紀初頭に、魔法使い・超能力者・妖怪系・変身能力者etc,etcの様々な「異能力者」の存在が明らかになった世界の福岡県久留米市。 やってる事は似ている…