「（んなわけない）」を含む小説

別に、相手に不満があったわけではない。 それに別にどちらかが浮気をしたり、無関心になったわけでもない。 それでも、付き合っていたとある一組の中学三年生カップルは突如として終わり…

異世界ファンタジー、何度も何度も書いているけど、何度も何度もエタってしまう。 そんな私が、どういうわけか２年も書いている「紅羽蓮シリーズ」。 別に読まれてるとか、そんなんじゃな…

小野道子は井戸に落ちて死んでしまった。 宮中の資料整理の激務に貴族からの執拗な誘いなどで疲れ果て生前に未練はなかったが、笹井夏見でも地獄行きの閻魔大王からの裁きに身を震わせていた…

ルルーリアはうさぎ獣人の国・ライラール王国の王女である。しかし、王女といっても王の実子ではない。前王の次男、つまり現王の弟を父に持つ姫だ。実父はもともとろくでもない人間だったが、…

草原の国のユージェニーは、王国の貴族と結婚することになっていた。 しかし、その結婚のために国を出る直前、婚約者が亡くなったことを聞かされる。 ユージェニーはそれを聞いて結婚の話も…

才能ある妹の引き立て役と尻拭いを長年勤めて来たリブラ・メイディックは父からの勘当宣告に喜んで同意し、森の奥に建てた念願のマイホームにて自由を謳歌していた。 しかしある日、妹の身代…

9月１８日、Xにてこんなハッシュタグが立ちました。 ＃こんな武器の魔法少女はイヤだ そして、淀川某がリプライしました。 「エリンギ」 そして私がそれに返事をしました。 「このアイ…

紅珠(こうじゅ)は宮廷呪術師組織・明仙連に所属する女呪術師。新人ながらも屈指の実力者として、紅珠の名は麗華国の都に轟いていた。 そんな紅珠の気がかりは、行方不明の腐れ縁同期・涼…

　エッセイです。四百字を目安に書きましたが、少しオーバーしてしまいました。たまに箸休めをして、こういう本当にあったことを書くのはいいかもしれません。流し読みをしていってください。…

日夜危機にさらされているこの国を護っているのは何も警察だけではない。警察学校を逆首席で卒業(させられた)問題児：ハルノは民間警備会社に推薦(のていで)就職した。 人一倍正義感の強…

音響妖精。 それはインターネッツ文学界に舞い降りた優しき存在。 物語にはあらゆる音が必要だ。 けれど、それを表現するのは決して簡単なことではない――、彼女が現れるまでは。 彼女…

　海老沼 光――という、自分の名前が生理嫌悪を催すレベルで嫌いだった。 　結婚して名字を変えたい。だけど、だれでもいいわけではない。 　ハイレベルな男と釣り合うために、努力する私…

俳句と川柳には実は違いがあって、 俳句は、自然や季節を題材に文語体で詠まれるもの、 川柳は、人をテーマに口語体で詠まれるもの、らしいです。 でも別に明確な区別の基準があるわけで…

いやぁほんとわからないね。 あいつが俺に何も言わずにいなくなるわけないんだよ。 あいつの葬式の翌日、俺は幽霊犬が見えるようになった。

【１分以内で読めちゃう？】詩的小話。1日のおわり、はじまり、真ん中に、気分転換できる詩的小話はいかがですか？　短いので、内容は見てのお楽しみ。

主人公レジストは5歳のときに妹のカレン誕生ととも前世の記憶を思い出す。 といってもこの世界がゲームの世界だったとうことを思い出す程度だった。 そして、調べていくうちに自分が敵国の…

シンデレラの話を下地に書かれた愛の話。 だがまあ私にまっすぐな話が書けるわけもなく・・物語はホラーへと変ずる。

20歳になったからと言って何かがかわるわけじゃない。 そんな風に思っていたのに、気がついたら年下の、高校生に振り回されていた。

ウェリス皇国では先頃、御代替わりがあった。 夭折した皇帝にかわり新たに国主となったのは、二十五歳の若さの公爵だ。 この新皇帝の皇妃候補として、トレノエル辺境伯の末娘アイリーンは…

　わたしは猫。ある小さな道を見るためだけに産まれた猫。名前はある。何百、何千年前に付けられた名前がある。わたしの首に付いているがわたしには見ることが出来ない。 　名前を付けてくれ…