『こころを埋める』

ヒニヨル

『こころを埋める』

ひとり、奇数

電車の中で

誰かを失って

季節の変わり目。


たくさん、がやがや

待っている時

自分だけが無いことに気がついて

静かな景色。


探せば数えきれない程

私は感じている


気がついてもらえず

ただ夜もふけて


これを埋められるのは

私が骨になった時だ。



     Fin.





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『こころを埋める』 ヒニヨル @hiniyoru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説