「動物に」を含む小説

　関野吉晴さんの『グレート・ジャーニー』のお話から、今日の世界は、実は弱者の逃避によって形作られたのではないかと。そう気づかされました。強者にはリスクを冒して出て行く理由がなかっ…

主人公の犬飼　翼(いぬかい　つばさ)は、ある日、父が拾ってきた犬と共に生活していく。 世話をしていくうちにいつしか彼と犬の間には友情とも言える繋がりが出来ていた。 でも、そんな日…

目が覚めたらニワトリになってた話

「……ここは何処だ、ぼくの身体に何が起こったの！？」 大好きな中学三年生の女の子、二宮真奈美（にのみやまなみ）ちゃんの笑顔を、絶対にぼくは曇らせないぞ！！ 彼女の隣に住む同い年の…

魔力。現代社会において、聞き馴染みはあったとしても感じることは絶対にない、幻想の産物だと思われていた物。 そんな魔力が世界に現れ、人間と、動物の運命を変えた。亜人と呼ばれる知能を…

猫の世話をし、街を歩き、ため息とともに眠りにつく。 これが、僕だ。 ※以前のアカウントが使えなくなったため、小説をあげなおしています。

巣立ちを控えた若い狐であるぼくは、居住制限区域で家族と共に暮らしていたが、ある日……

大阪のとある所に古びた木造アパートに一人の田中茂という男が住んでいた。 茂はもう還暦に近い歳だが結婚はしておらず一緒に酒を嗜む仲間すらもいないためこの先もこのままだと誰にも看取ら…

きらわれものだって言い分がある

6分で読める短編です。上野動物園に散歩に来た理子さんが、愛するパンダを見てからあんみつを食べます。ひとりでふらふらするのは 、景色や音や匂いで動いた心が想起するものと向き合うため。

ファンタジーな世界観です。死神アンテナにひっかかったゾウ。なぜか動物と魔物がいる世界（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

岬(みさき)日向(ひなた)は幼い頃に目の前で家族を失った。 父親と妹がどこか違う世界へ消えていくのをただ黙って見ていた母親の岬朝日との溝を埋められないまま時は流れ、高校を卒業した…

ある日友達と久しぶりに飲んで酔っ払った私は気がつけば見知らぬ街にいた。獣人達が住むその世界は動物好きの私には天国でした。そこで知りあった少年のお耳を触ったら身体で払ってと言われて…

オオカミ竜のジャックは、恵まれた体を持つ個体だった。兄弟達よりも早く卵から孵った彼は、真っ先に昆虫などを食い漁り、みるみる体を大きくした。また彼は狩りも上手く、兄弟達が群れで襲い…

「ママ、あれはなに？」「あれはね、ナマケモノのコーナーよ。ご覧なさい。地球のアメリカ人とナマケモノを融合させているわ。ずっとソファに寝転んで、ポップコーンとピザを食べてる。このパ…

学校のカーストで隅っこ辺りにいつも居る、この物語の主人公こと、清原帆乃。 そして、帆乃の下校時刻が遅くなってしまった日、彼女はたまたま近くを走っていた一つ年上の先輩、槇田せおうに…

動物好きの高校生、甲斐主理は夏休みにネコの国に迷い込んだが、耳だけがネコの探偵──珠玖ミミによって助けられた。そんな主理は無事に元の高校生活を営んでいるはずだが、彼にはまだ悩み事…

　「はあ。ゴールデンウィークに戻りたい」 　5月11日の夜、ベッドで読書をしながらつぶやく俺、久野瀬達也（くのせたつや）には普通じゃない幼馴染がいる。 　家内音子（いえうちねこ）…

鮫になる為に名前を変えた。何故なら、鮫になりたいからだ。俺の夢は鮫になること。寝ても覚めても、俺は鮫のことばかり考えている。