「死神 短編」を含む小説

窓もドアも無い白い部屋には、記憶喪失の少女が一人と死神を名乗る怪しい男。 後は机とそこに置かれた赤いボタン。 男は言う「そのボタンを押せばここから出してあげるよ。ただし！そのボタ…

　その少女は、ある日突然動けなくなった。原因は不明。寿命も残り僅かだという。 　そしてその日、彼女は死神と名乗る青年と出会う。 　セルフレイティング(残酷描写あり)は保…

歌舞伎町のキャバクラにナンバーワンは実は死神だった 指名していくものはいつの間にこの世から存在しなくなる 5編による短編小説

　口が悪く、嫌われ者の老人のもとに一人の少女が訪れる。 　　「初めまして、死神のタユウと言います」 　

ある日の真夜中、私の目の前に死神が現れた。その死神は、まるで人間の様な悩みを抱えていて、人間の様に怒って、人間の様に日々、葛藤していた。そんな死神と私は似た者同士、仲良くなってい…

それは満月の冬のある夜のこと。 任務によりある人の魂を回収したところ、倒れたその人を助けようと青年が駆けてくる。 その青年は、死神となった少女の知る人物だった。 死神となった少女…

超常の力を宿す剣、『百魔剣』 そのすべての破壊を目指し、暗躍する『紅い死神』 今夜も闇に紛れ、死神が舞う。

止まない痛みと苦しみの中でそれを終わらせる道を一人の男に託した。 それは、命の責任を負うということに他ならない。

人生のターニングポイントでの選択を誤り続けた男。 そんな男が、成功へ導いてくれる小道具を手にしたらどうなるのか？

真夏の炎天下。少年の前に死神が降り立った。 「君は３日後に死ぬことが決定しましたので、最後に一つ、君の願いを叶えて差し上げましょう」 少年は願った――自分が死んだ後の世界が見…

御年８８歳の元自衛隊員、そして現役の伝説級マタギであるおじいちゃん、桂敬史郎。 狩猟を生業とした穏やかな日々を一変させたのは突如隣国のウーラナ共和国に侵攻を開始したロージナ帝国だ…

死神見習いの暗井MAX。 初任務で地雷案件を引いてしまう。 成功のために、彼のとった手段とは…… ※自主企画『同題異話・三月号　　彼方なるハッピーエンド』に寄せて書きました。 …

長生きしたくない人の話です。

「どうすれば、幸せになれるの？」 　今日も、意識不明の父親への見舞いに、女子大生の土肥美菜子は訪れた。看病とバイト、勉強のため心身ともに疲弊した美菜子は、死神の幻覚を見る。

聖神日――人々がそう呼ぶ、神が生まれたとされる冬の祭日。 誰もが神と世界が生まれたことを喜び、恋人は睦言を交わし合い、家族は温かい団欒を過ごす。 恐らく、世界でもっとも平和で幸せ…

ふと気付くと私は、『食堂』という文字に足を止めていた。 無表情な少女に呼び込まれ店内に入った私は、「お客さんが望んだ料理は何だって作ります」という店主にうながされ、ひとつオーダ…

不治の病で死んだ私は、一年間だけ三途の川のほとりにある食堂で働くことになった。 現代の三途の川は観光名所になっていて、生者と死者の魂が入り乱れて騒がしい。 奪衣婆や鬼、慣れない仕…

スーツにネクタイ、ボーラーハットからシューズまで白づくめ。言い間違いが激しい。ありのままを口にしてしまう。ちょっとした特殊な能力がある。名前がない。変身できる。死神と仲良し。死が…

大陸最北の地・ブロッシアを目指す少女、カペラ。 勝ち気な性格ながらも病弱だった彼女は、元々は壮年の年代でベッドから動けず寝たきりの生活だったが、出会った死神・ジルゴートから〝一日…