【短編】僕が死んだ世界に涙はいらない。

湊月 (イニシャルK)

僕が死んだ世界に涙はいらない。

 昼間というのに星が煌めいた。

 今日もどこかで人が死ぬ、平和な世界。

 真夏の炎天下を歩く少年の目の前に、死神が降り立った。


「ご機嫌よう。私は死神と申します。君は3日後に死ぬことが決定しましたので、最後に一つ、君の願いを叶えて差し上げるために参りました」


 少年は虚ろな目で死神を見上げた。

 黒のシルクハットに、黒のステッキに、黒のスーツ。

 英国紳士を彷彿とさせる身嗜みをした長身の男性。

 顔の半分は隠れていて見えないが、死神というにはあまりにも整った造形をしている。


「えっと……何の冗談? モニ〇リング?」

「この時代の人間は皆、口を揃えて同じことを言いますね。コスプレだのドッキリだの。テレビカメラを探してもありませんよ」


 少年は辺りを見渡した。

 いつも通りの風景に、ぽつんと佇む黒。

 こんな田舎には似つかわしくない服装でありながら、待ちゆく人たちは男に興味も示さない。


「もしかしておじさん、僕以外からは見えないの?」

「ええ。ですから大声を出すのははあまりおすすめしませんよ。不審者だと思われますから」


 お前がそれをいうのか、と少年は心の中で軽くツッコミを入れる。

 そして頭の中で不可解な現状を反芻して、現実をすんなりと受け入れた。


「僕、死ぬんだ」

「あ、回避しようなどと考えても無駄ですよ。『死』という未来が確定した以上、運命は変わりませんし変えられません。時に事故死、時に心臓発作となり君は3日後に必ず死にます」


 天界での決定事項です、と死神は付け加える。


「決定事項?」

「本来君は寿命を全うし、老衰するはずだったのですがね。世界のバランスを保つための緊急措置として君は死ぬことになりました」

「なんで僕なの? 死んだほうがいい人間なんて他にも大勢いるでしょ」

「生きるべき、死ぬべき、そんなことはどうだっていいんですよ。『死』だけは平等に訪れます。君が選ばれたことに意味はありませんよ」


 死神は冷酷な真実を告げる。

 しかし少年は安らかな表情を浮かべていた。

 心底気持ち悪い少年だ、と死神は思った。

 虚ろな目にはただ一筋の光もなく、『死』という終わりに向き合っていないように見えたからだ。


「ですから最後に、不運な君の願いをひとつ叶えて差し上げようという、死神界からの粋なサービスですよ」

「普通3つじゃない?」

「それは悪魔ですね。私は死の事実を伝え、最後の思い出づくりを手伝う存在――死神ですから」


 胸に手を当て、紳士のようにお辞儀する。

 穏やかな口調だが、その声音には緊張感がある。

 冷たく纏わりつく声だ。


「家族や友人に感謝の気持ちを伝えるもよし。三日三晩愛に溺れるもよし。どうぞ最後の一瞬に悔いの残らないような3日になさってくだい。私はそのお手伝いをさせていただきます」


 人はいずれ等しく死ぬ。

 にも関わらず、その多くは迫る『死』を知覚できない。

 『死ぬ気で』と枕詞を付けたとしても、現実にそれを実行するのは難しい。


 ならば死ぬと分かった時、人はどのような行動をとるのか。

 死神は今際の命の輝きに興味があった。


 大抵の人間は死神を言葉を信じないか、恐れおののいて蹲る。

 そう言った場合は記憶を消すことになるが、その少年はどちらでもなかった。


「……どんな願いでも叶えてくれるの」

「いえ、流石に未来に影響を与えることは無理ですね。あと人殺しも。君の世界だけで完結することだけでお願いしたいものです」

「じゃ、じゃあ――」


 少年の言葉に死神は耳を傾ける。

 果たしてこの少年は何を願うのだろうか。

 今まで少年なら、純潔を捨てたいだとか、魔法を使ってみたいだとか、お金持ちになりたいだとか、好きなアイドルに会いたいとか、そんな妄想じみたものばかりだった。

 大抵のことは『幻想』を見せることで解決するが――、


「死後の世界が見たい」

「それは地獄や天国ということですか?」

「そうじゃなくて、僕が死んだ後の世界」


 ああ、こういうやつもいたな、と死神は嘆息する。

 たまにいるのだ。自分が死んで、他人がどんな反応をするのか見たい奴。

 自分がどう思われていたのか知りたいのか、家族や友人が泣いているのを見て満足する。

 愛されていたことを、人生が豊かに色づいていたことを実感し、最後に人生の『意味』を見出そうとする。


 その感情だけは死神には分からなかった。


「分かりました。その願い、私が叶えましょう」


 それは期待していた答えとは程遠かったが、死神はその少年願いを聞き入れた。

 少年はどこか不安そうに小さく微笑む。


「それでは参りましょう。――死後の世界に!」


 死神が指を高らかに鳴らす。

 その直後、世界が切り替わった。

 薄暗い曇天に陽の光が閉ざされ、雨が降り始めた。


「ここは君が死んだ次の日です。君が知りえない光景ですね」


 少年は死神の声に耳を傾けず、ある方向を黙って見つめた。

 古びた一軒家。庭は雑草が茂り、空気の抜けたサッカーボールが放置されている。

 表札には少年の苗字と思しき『一宮』の二文字。


「ここは?」

「僕の家だよ。正確には僕と父さんの。母さんはずっと前に家出したよ」

「そうですか。君は残された父親が心配だったんですね」

「……」


 少年は答えない。

 玄関の扉を透過すると、薄暗いリビングに男が一人、缶ビールの山に囲われながら机に突っ伏して眠っていた。

 流し場には洗われていない食器類がたまり、ごみが散乱して足の踏み場もない。


「君が死んで、やけ酒でもしたのでしょうね。家事も手つかずのようですし」


 にしても、ひどい部屋だ。

 酒と煙草とゴミの山で悪臭が立ち込め、カレンダーは4年前、時計は止まっていて、人が生活しているようには見えない。


「安心してください。君の父親は長生きしますよ」

「…………そうですか」


 心ここに在らず、という感じで返事する。

 少年はひたすらその光景を眺め、満足気に死神に振り返った。


「もういいのですか? では次に参りましょう」


 死神が再び指を鳴らすと、景色が一変する。

 そこは少年が通っていた高校。

 クラスメイトが全員席につき、教師から少年が死亡したという事実が伝えられた。


 静かに衝撃が走り、クラスがざわつく。


「突然、クラスメイトがいなくなったのですからね。信じられないでしょう」


 少年はまた黙ってその光景を眺めていた。

 女子生徒が困惑した様子でコソコソ話していている。


『ねえ。やっぱり自殺かな?』

『そうだよね。酷いいじめだったから』

『虐待を受けてたって話もあるしね』


 女子生徒の視線を受け、その近くの男子生徒が睨み返す。


『俺らのせいだって言うのかよ。あんなの遊びだろ』

『で、でも自殺だったら遺書とか……』

『俺、推薦で大学に行くんだよ。バレたらヤベぇって!』

『俺は悪くないぞ! お前らが勝手にやってたんだからな!』


 少年をいじめていたグループは保身のことで頭がいっぱいのようだ。

 中にはクラスの隅で、怯えた様子で頭を抱える生徒もいる。


 死神は少年に覚えていた違和感の正体に気がついた。

 服装だ。周りは当然、夏場に似合った軽装をしているが、少年は汗だくになりながら長袖長ズボンを着用している。

 その僅かに見えた胸元には、おびただしい数の傷と生々しい痣が刻まれていた。


「いじめ、受けてたんですか? 虐待も?」

「……人間は一度自分を弱者と認識すると、二度と這い上がれないんだ。暴力を受けることを何とも思わない。そんな人形になる」


 少年は自嘲するように微笑む。

 誰かを憎む目ではなく、諦めたような寂しげな目だ。


『でも良かったかもね。これでいじめ見ないで済むし』

『いやいや冗談じゃないわよ。クラスメイトが自殺したなんて、一生もののトラウマだわ。本当に最悪』


 少年の死を不快に思うものはいれど、嘆くものはいない。

 この幼気な少年を、誰も助けてはくれなかったのだろうか。


「まあ、自殺ではないのですがね」


 と、死神は呆れたように呟く。

 少年の死はあくまでも避けられない運命だ。

 自殺ではない。


「にしても酷い話ですね。クラスメイトが死んだのにこの程度の冷たい反応しかしないとは。君としてはこんな景色見たくも――」


 死神はそう言いかけて、その言葉を呑み込んだ。

 少年は今まで以上に満足気に微笑んでいたからだ。


「――死神さん。ありがとう。これで未練はないよ」


 どこか満足気に死神に微笑みかける。

 自分の死が嘆かれてはいないのに関わらず、何故そんなにも嬉しそうに笑うのか。

 死神はその笑顔に恐怖すら覚えたが、やがてその思考を理解した。


「僕、ずっと死にたかったんだ。死んで消えてしまいたかった。でも、僕が死ねば誰かが悲しむかもしれない。それは嫌だなって。――もし、僕が死んでも誰も悲しまずに笑ってくれるなら、多分僕は喜んで死を受け入れる」


 この少年は他の人間とは違う。

 自分の死が涙を生むのを見て、自分が愛されていたことを確認したい承認欲求の強い者とは根本が違っているのだ。


 この少年は、死ぬための理由を求めて生きている――。


「じゃあ、僕はこれで。願い事は叶ったから」

「いえ、まだ終わってませんよ。一つ世界が残っています」


 死神は少年の笑顔を見てある衝動に駆られた。

 この笑顔を歪ませたい。

 こいつには死より苦しい絶望を与えよう、と。


 死神は再三、指を鳴らす。

 世界が変わる。家族、友人、その次は。


「ここは……僕がアルバイトしてたコンビニ?」


 少年が生きるためにしていたバイト。そこでの人間関係。

 そこに考えが回らなかったのは、親しい関係を築けた者などいなかったからだ。


『冗談……ですよね?』


 スタッフルームで、少年より背丈の高い女子高生が顔を青ざめさせた。

 無遅刻の少年がいないことを疑問に思い、店長から死んだことを聞かされたのだ。


『一宮くん、死んじゃったの? そんな……嘘よ! 嫌ァァ!』


 女子高生が滂沱の涙を流し、崩れ落ちる。

 苦しそうに咽び泣き、その悲痛な嘆きは少年の心を抉った。


「……なんだよ、これ。僕はこんな世界求めてない!」

「私は君の願いを叶えたまでですよ」

「嘘だ! こんなものはまやかしだ! なんで先輩が泣いてるんだよ! ただのバイトが同じだっただけだ! おかしいだろ!」

「それを決めるのは君じゃない。それに普通、仲良かった後輩が亡くなれば悲しくなるのが普通です」


 残念でしたね、君の死を嘆く人がいて――と、死神は皮肉を口にする。


 人は二度死ぬという。

 一度は肉体が朽ちた時。そして忘れられた時。

 そういう意味では、少年は生き続ける。

 彼女の記憶の中で、永遠に居座り苦しめ続ける。


 それはこれから死にゆく少年にとって、耐え難い苦痛だった。


「こんなの知りたくなかった……こんな世界知らなければ、死なんて怖くなかったのに。――僕は、死にたかったのに!」

「違いますね。幾人もの『死』を見てきた私に言わせれば、人間は『死にたい』と口にしますが、本当は『生きたくない』だけ。心の底では『生きたい』と思ってるのに、世界がそれを許さないだけです」


 君の気持ちは紛い物だとばかりに、死神は看破する。

 少年は耳を塞いで俯いた。

 女子高生の咽び泣く声をシャットダウンし、現実から目を逸らすために。


「これではダメですね」


 少年の小さな背中を俯瞰し、死神は嘆息して見切りをつける。


 このまま泣き続けて死んでいく。

 つまらない人生。鈍色の死に様。

 そんなものに死神は塵ほどの興味などなかった。


 いつも通り、記憶を消して今日をなかったことにしよう。

 死神は最後に再び指を鳴らし、少年の記憶を奪った。


「……死にたく、ない」



~~3日後~~



 僕は古びた犬小屋で目を覚ました。

 昨日は特に父さんの機嫌が悪く、酒に酔って暴力を振るった挙句、家の外に閉め出された。

 雨風を凌げる場所がここしかなく、仕方なく犬小屋で夜を明かした。


 雨の匂いを感じながら立ち上がる。

 車はすでにない。

 どうやらとっくに出勤時間は過ぎてるらしい。

 ということは登校時間も、だ。


 家に入り、洗面台の鏡を覗き込むと、痣と生傷だらけの僕が映っている。


「これじゃあ、そもそも登校なんてできないな」


 今日は休もう。休めば余計にいじめグループにボコられるが、もうどうだっていいことだ。


「喉が乾いた……」


 付けっぱなしのテレビが、今夏の最高気温を更新したと報じている。

 昨夜から何も飲み食いしておらず、とりあえず喉を潤そうと蛇口を捻る。


「水道止まってるじゃん。まだ修理依頼してないんだ」


 冷蔵庫は……空っぽだ。

 机の上にはビール缶が散乱しているが、飲めるようなものはない。

 仕方なく僕は100円硬貨を握りしめて家を出た。


 長袖長ズボンに汗が滲む。

 太陽が爛々と照りつけ、アスファルトが鉄板のように熱くなっている。

 天と地からの熱放射で、地獄のような暑さだ。


 喉が乾いた。唾が出ない。喉がはりついて息苦しい。

 今ならドブの水でも喜んですすれそうだ。

 陽炎のせいか視界が歪む。

 本気でまずいな……汗も出なくなってきた。

 体が重い。筋肉が上手く動かせない。


「……あった」


 砂漠のオアシスのように、自販機が見える。

 ここの横断歩道を渡れば辿り着ける。

 信号は青だ。今なら行ける――。


『――――』


 横断歩道の白線を踏んだ時、断末魔のようなクラクションが響いた。

 大型トラックが、猛スピードで突っ込んでくる。


 何故かその時「ああ……こうやって死ぬのか」と、黒のスーツを着た英国紳士の男性の姿が頭を過った。

 走馬灯というやつか。それにしては見覚えがないな。


「――っぶね。なんだあのトラック。大丈夫か、君?」


 気がついた時、一人の警官が僕を引っ張っていた。

 視界がボヤけて顔は見えなかったが、多分もう大丈夫だと笑っているのだろう。


「……あい、おう」


 ありがとう、と何故か言えなかった。

 意識が朦朧として、指先に至るまで悴んで動かせなかった。


「――い! ――ぶか!!? しっ――ろ!」



~~~



「あ、気がついたか?」


 目を覚ますと、涼し気な日陰で介抱されていた。

 隣にはさっき僕を助けてくれた警官が、汗だくになりながら風を送り続けてくれている。

 服は脱がされ、痣だらけの肌が露出している。


「ほら、水飲め。ゆっくりでいいからな」

「はい。ありがとうございます」


 渡されたペットボトルの水を喉に流し込む。

 生き返った。本当に枯れた三途の川を渡りかけた。


「軽い熱中症だろうな。暫く安静にしてろ」

「……痣のこと、訊かないんですか?」

「訊くに決まってるだろ。お前の親にな」

「や、やめてください! そんなことすれば!」

「分かってる。俺に任せろ。絶対に助けてやる」


 頼もしい言葉をかけ、その警官は大仰に笑う。

 笑顔がすべて解決してくれると思ってる顔だ。


「佐藤さん! やっぱり一宮さんのお宅は留守でした。息子さんが一人居るはずなんですけど」

「そりゃ、今の時間は学校行ってるだろうな」


 後輩らしき警官がやってくる。

 この様子だと、二人でその人の家に行くつもりだったのだろう。というか、


「あ、あの。このあたりで一宮といったら、多分僕の家のことです。一宮、大樹です」

「……そうか。君がそうだったのか」


 名乗り出ると二人は驚いた様子で顔を見合わせ、神妙な面付きで目線を合わせてきた。


「落ち着いて聞いてくれ。君の父親は、今朝交通事故で死んだ」


 そう言われた瞬間、時が止まったような気がした。

 父さんは長生きする――誰かがそう言っていた。

 死ぬのは僕のはずだった――何故かそう思う。


 飲酒運転だろう。寧ろ、今日まで無事故だったのが奇跡なくらいだが、父さんが死ぬのは想像できない。


 ……もういないのか、あいつ。もう殴られることも家から閉め出されることもない。

 でも、なんだろうこの感じ。


「僕、どんな顔すればいいんですか……」


 嬉しい。悲しい。ぐちゃぐちゃだ。

 親族が死んだのに涙の一滴も流れないとは、なんて血も涙もない冷徹なやつだろうか。


「僕なんて……生きてたってどうしようもないのに」


 今日、僕は死ぬはずだった。何故かそう思う。

 そう心が知っているからこそ、そんな本音が零れる。


 そんな僕を、その警官は力強く抱きしめた。


「そんな悲しいこと言うな。必ず、君の死を悲しんで涙を流してくれる人がいる。今はいなくても、いつか必ずそういう人が現れる。だから、その人のために生きろ」

「そんな人……いないですよ」


 いるはずがない。

 だって僕は、誰とも関わりを持たないように生きてきたんだから。

 人に触れるのが怖くて、人の優しさから逃げてきた。


「少年――それを決めるのは、君じゃないんだ」


 その警官は熱い眼差しで僕の双眸を覗き込んだ。


「今の君にはどんな言葉もきれい事に聞こえるかもしれない。だからこれは独り言だと思ってくれていい。――俺は一度すべてを失って死にたいとすら思っていた。でもこんなどうしようもない俺を愛してくれるやつがいた。応援してくれる人がいた。自分のために生きるのが難しいなら、今は誰かのために生きればいい。きっと君は、それができる優しいやつだ」


 死んで誰かが喜んでくれるなら、僕は喜んで死を選ぶ。

 ずっとそう思っていた。

 なら、誰かのために生きられるだろうか。


 僕の死を嘆いてくれる誰かのためにーー。



 一度終わるはずだった人生だ。

 だったら死ぬ気で……いや、死んだ気で。

 誰にも縛られず、好きに生きていく。

 今は無理でも、いつかできるかもしれない。


 僕みたいな奴でも、生きて誰かを笑顔にすることが。



 ――もう少し。もう少しだけ、頑張って生きてみよう。

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