「妖神（マガカミ）」を含む小説

篠原隆は友人の佐々木瞳から、京都旅行に誘われる。その時、渡月橋に着く。 瞳は告げる。この橋を一緒に渡ったカップルは永遠に結ばれると。だが、それはウソだった……。 　クロノヒョウ…

医師・佐伯公恵は仕事帰りに、負傷した女性と遭遇する。袈裟斬りに斬られており、そこに、太刀を手にした青年が現れる。見目麗しい姿をした美しい青年だった。青年は公恵と女性に向けて刃を向…

桜木美月は修学旅行でホテルに宿泊していた。ふと美月は目を覚ます。オルゴールが鳴っているのだ。胸騒ぎを覚えた美月は廊下で危険なモノと遭遇する……。 　クロノヒョウ様の企画 　第２…

一条直人はバス停で、見つめてくる少女と会う。少女は、自分が何者であるのか分からなくなっていた。ただ、身体が浮いて宙を舞ってしまうことを口にする……。 　　クロノヒョウ様の企画 …

加藤真之は自宅警備員だ。マンションの一室に引きこもってはゲームとネットの毎日。マンションに出入りする白海愛と知り合う。恋に落ちた真之だが、ある日、愛は男達の集団から狙われマンショ…

小学生・戸山翔は家路についていた。その途中、翔はいつもの帰宅路が静か過ぎることに気がつく。やがて、どこからともなく歌声が聞こえて来る。そして、翔の前に、全身を包帯で巻いた包帯男が…

一条直人はソロキャンパーだ。湖の側でキャンプを楽しむ直人の元に、狐ノ宮咲夜という巫女がやって来る。直人の料理の匂いに誘わての訪問者だった。咲夜は直人が神社の敷地でキャンプをしてい…

桜木美月は、親友の葛原加代と共に、美術の授業で公園に桜の絵を描いていた。 そこで、美月は桜の樹の下に、美しい少女の姿を見る。少女は願いを口にする。そのことを美月と加代は調べると、…

時は現代。男が待ちかねていた。やがて現れる、打裂羽織を羽織った少年。それこそが、男の待ちわびていた対戦相手であった。剣士と剣士が己の命を賭けて、斬り合いを始める……。

西野楓は、実家を離れ一人暮らしをしていたが、この日、地元の夏祭りに参加していた。変わりない夏祭りの姿に安心すると共に、楓は泣き声を聞く。木の陰に隠れるようにして、小さな女の子がい…

《偽の人》と呼ばれる人たちが現れ始めた。この世ならざる者が紛れ込んでいることに気が付いた人々は、《偽の人》の存在を悪魔と呼び、恐怖した。《偽の人》の数は減るどころか増え続ける一方…

彼は戦いに敗れた。気が付いた時に居たのは、光届かぬ暗黒世界。吐く息さえも、凍り付き肺が焼かれるような感覚を覚えるほど冷たい環境。だが、配下の者達は、彼への忠誠は変わらぬ。彼は、心…

高校生の倉本恵理は買物帰りのバスにて、白いバンダナした艶やかな少女と相席する。程なくして、知り合う二人。気さくな少女は、これからデートだと告げるが、程なくしてバスは危険な乗客を乗…

　雪の降る夕刻前。 　天神聖治は帰宅の途についていた。 　そこに姉の弥生が迎えに来る。傘を持っていなかった弟を心配してのことだった。 　二人連れ添っての時に、聖治は弥生に提案する…

　中山達也の姉・奈央は、だらしがなかった。 　私生活に関してはズボラな性格をしている為に、常に達也が身の回りの世話をしなければならなかった。 　ある日、達也が下着を変えたことを知…

　戸山翔、水無月春斗、蔦木彩の３人は、学校での帰り道。ちょっとした探検気分のつもりで林に足を踏み入れる。 　１００m四方の林に足を踏み入れたのだが、３人は、そこから抜け出すことが…

紅羽瑠奈の朝は早い。夜が明けきらぬ時間からのジョギングを毎日続けていた。ある時、いつも同じ場所で、１人の少年とすれ違う。いつも同じ場所ですれ違うことから、瑠奈は少年に興味を持つ。…

取手行彦と東雲謙吾の通う学校が、不良集団・黒走会に因縁をつけられ学園祭の開催が危ぶまれていた。行彦と謙吾は、そんな状況を黙って見過ごす事が出来なかった。 二人は、奴らと真っ向から…

野場誠の元に、高校時代の先輩・木原拓郎が訪ねてきた。ワゴン車にはブルーシートにスコップが２本積んであった。それだけで只ならぬものを感じた。「アレを掘り起こすぞ」拓郎の言葉に、誠は…

　後藤 重信は、友人の仁見英一と雪山登山を行っていた。 　頂上に着いたらライブ配信で、重信は恋人の朝枝由加にプロポーズをするためだ。 　だが、８合目まで来ると急激な悪天候に見舞わ…