「夏の恋」を含む小説

あの季節になにがあったのだろう。 あの季節につきあっていた友だちは今どこにいるのだろう。 「恋空」を読んで涙してからでも、十数年が過ぎてしまった。 恋空のような小説を書きたいと、…

僕は家出した。そして君と出会った。これは、君と過ごした夏の六日間の話。

　夏が来るたびに半ば廃墟と化した洋館に戻って来る雛罌粟 音子と夏が来る度に絵を描き夏が過ぎると筆を置く少年・亀次、二人の間にあるのは一体……。 　 　仲咲香里様が主催される自主企…

夏の一コマを描きました

１話完結の短編小説。通称・しろいろん。高校のデザイン科に通う水墨画家志望の女子高生。 好きなお菓子は紅茶のクッキー♪　そんな彼女に恋するとある存在の物語。

短編。一人の女子高生と青年の、一夏の思い出。

「やあ、はじめまして。突然で悪いんだけど君、最近話題の連続殺人事件に興味なんてない？」知らない女性にそんなことを言われ、始まったのは平凡な大学生のひと夏の探偵ごっこ。「私は探偵じ…

大好きな高遠くんの為なら何だってできちゃう、と思っていた花波。だからって生意気な弟の面倒を見るなんて……！！ 複雑に絡み合う不器用な恋愛模様。波と風が全てを攫って撫でていく。

夏のプール。 そこは、2人が恋する場所。

冬のわたしと夏のわたし 夏のぼくと冬のぼく

原爆に似た新型爆弾が落とされた世界を駆け回り、その意味を知ろうとする夏休みの少年の物語。（2010/08作）

　幼い頃の話だ。 　僕は好意を恋と勘違いしたまま従姉を好きになってしまった。 　気持ちのすれ違いに気付いた従姉は心に傷を負った。 　僕も、他人を好きになることにトラウマを抱える…

夏祭りの日、玲奈は自殺した。きっと俺のせいだ。 自分を責め続ける蒼太は、何度も夢の中である場面を繰り返す。 だんだん鮮明になっていくその夢。 蒼太は一縷の望みにかける。 しかし彼…

「夏の恋は秋に終わる」――よく耳にするフレーズですが、今回はそんなフレーズを使った掌編を書いてみました。久しぶりの「詩的小説」です。変化球ばかりだと直球の投げ方を忘れちゃいそうな…

ある日、その子はやって来たーー。 「先日、助けていただいた猫です。 転生して、人間になりました。」 大好物は、ツナとカニカマ。 趣味は、散歩とひなたぼっこ。 嫌いな物は、お風…

「私が死ねるようになるまで、手伝ってくれないかな？」 この一言から、俺と御子柴の夏は始まった。 淡々と死んだように流れていくだけだった時間、そんな止まっていたも同然な俺の現…