「SF短編」を含む小説

一人の男性が世界中にコンピューターウイルスを放った。 そして、世界に存在する一部の高性能な電子機器は異常な動作をし始める。 それは研究施設も例外ではなく、建物に備わっていた一…

　「どんでん返し」ではないですが、「ほっこり返し」くらいはあるかもしれません。 ◇ 　エリオット星人は、価値のない星を破壊するという攻撃的な価値観を持っている。 　そ…

——友を救え！ 遠い未来、人類は自分たちの"形態"をプログラムしたヒューマノイドを、新たな惑星の探査へと送り出した。 彼らの名は、《形態保存人型媒体》——ライフスタイル・ストレ…

※この小説はフィクションです。 実際の団体・人物とは一切関係が御座いません。 　「別の選択肢を選び直したい」 これまでの人生で、そう思ったことはないだろうか。 やあやあ皆さん…

タイムスリップ。それは素敵だけれど、もしそれがコントロール出来ないとしたら？

子供を守るため、未成年の一人歩きが禁止された近未来。 日本には、子供一人に一体の〔見守り用〕アンドロイドがいる。 紗香のケインもそうだ。中学生からかれこれ六年の付き合いになる。 …

「カップうどんの作り方と食べ方をひたすら練習する落語家」／「きつねが蔵で見つけた『旨いもん』の正体を探る話」の二本立てです。

今日は、アメリカ防災の日。なのにオハラ大統領の飼い猫ソックスが、Dr.ワ・ルイゾの重力無力化ペンキを踏んづけて逃げた。ペンキが乾けば、猫は成層圏を超えて宇宙へと飛んで行ってしまう…

215回コバルト短編新人賞「もう一歩」でした。

ふうん、と母は答えつつ、目玉焼きを二つに割った。とろり、と半熟の黄身が溢れる。ぱっくりと割れたその格好は、どこか傷口を思わせた。鋭利な刃物で、切りつけられた真っ白い皮膚……。

男は、「花」を探して旅をしていた。鉱石に芽吹いた奇跡の花に、たったひとつの願いをかけて。

１話完結のショートショート集です。何処からでも読めます。クスッと笑えるブラックユーモア系。お好きな時に読んで頂けたら幸いです。

２人が実際に過ごした年月は短かったのだが……。 大事な人との日常が流れていく。 でも、同じ出来事を見ても、人によってそれぞれ受け止め方は違うようで。 今の時代からすればSF、で…

引っ越してきたばかりのぼくは、運命の人と出会う。 そのきっかけは、ぼくの些細な失敗からだった。 でも、それが元で変わった未来もあれば、何も変わらない大事なこともある。 ほのぼと…

黒髪の少女ニイナは、金髪のバーチャルアイドルのサラに好意を抱いていた。 サラは突然全世界に映像を配信し、重大発表をする。 「おにぎりの種類間違って買っちゃった」 予想外の発…

大災害後の未来社会。法改正により、全国民が強化外骨格〈シェル〉の常着を義務付けられた日本。女教師カナデはその規則に反発する。恋人や旧友、シェル肯定派などとの交流によって彼女はどの…

私は賃貸マンション五階のベランダに出て、信じられない風景を見た。空にヒロシマやナガサキの原爆写真で見たようなキノコの形をした雲が浮かび上がっていた。直感だが、おそらくヒロシマより…

宇宙全ての物理法則を計算する事は不可能である。 何故ならばその計算をする計算機の質量により計算がくるうからだ。