「#いつも ＃自分」を含む小説

文學界新人賞第一次選考通過した作品です。 歩（あゆむ）と私は二卵性双生児として生まれた。 幼い頃から自分を女の子だと思って歩は育ち、そして自由奔放だった。私はそんな歩に翻弄され…

　心理学者の受ケ留 愛斗(うけとめ あいと)は、自分が通っている大学で授業をして、いつもと変わりなく生活をしていた。そこに、昔の同級生からの同窓会の招待状が届いた。愛斗が、同窓会…

　伊澄榊《いずみさかき》は萌葱高校に通う、周りよりも少し背が低いだけの普通の高校一年生。彼の周りではせいぜい学校の近所で通り魔殺人事件が起こる程度で、いたって平凡で平和なとても退…

詞を書く事が好きだった、親友が遺した僕だけに残してくれたノート。そのノートの詞を借りて僕は曲を作った。今日もあの小さなハコで唄う。いつもより、ほんの少し笑顔で。　　 そんなイメ…

少女は失望していた。 少女は絶望していた。 故に少女は望んだ。 自ら死に逝くことを。 少年は知っていた。 少年は諦めていた。 故に少年は望んだ。 自ら罪を負うことを。 彼らは出会…

ロリコンのエルは毎日のように仲間のロイドとともに口論しながら模擬戦をしていた。 そんなとき、突然敵の襲撃に合ってしまう。 エルは急いで格納庫に向かうとそこには絶世のロリであるイレ…

140cmに満たない低身長と、小学生の時にワカメと揶揄された天然パーマが悩みの上原由梨は、自分の身長が伸びたことを記念して、行きつけの喫茶店に行くことにした。 可愛らしい店構えで…

母が幼い頃に買ってもらったという豪華な雛人形。飾るときはいつも自分一人でするぐらい大切にしている。つまり宝物だ。それを私は、この後、母がいなくなった隙に壊してやろうと企んでいる。

いつもの退屈な日々……… 大切な人もいない……… 守りたいものもない…… 楽しみもない…………… そう思いながら生きていた……… 　しかしその人生はある出来事をきっかけに変わる。…

矢代 翼…高校2年生。いつも静かで常に一人でいるイメージが多いが、実は明るくてとても元気。コミュ障で人と話せないだけで本当はみんなと仲良くなりたい。一定の人には心を開いていて、自…

「わたしは何が理解できないって、何も考えていない人間ほど理解できないものはないのよ――」 　彼女は世界のことを嫌っていた。その嘘や欺瞞、いい加減さについて。彼女は美人で、口元は…

　いつも同じ人が出てくる夢を見るカガナ、夢の中で”敵”と戦う自分。夢と現実の状況が等しくなるとき物語が動き出す。 【人物】 　カガナ イシキ――主人公、自分が世界の救世主であり…

　僕は確かに彼女に――17歳も年下の、三週間後には地球を捨てて新惑星への旅に出る17歳の少女に、惹かれていた。 　そして僕は、臆病だった。僕は彼女のような、往復30年の宇宙旅行に…

すぐに人に惹かれてしまう主人公。 付き合いが半年頃になると、裏切られるんではないか・・・と不安な気持ちが募り別れを切り出してしまう。 彗には辛い過去があったのだ。 ある日この人…

男には記憶がなかった。 今までどうしていたのか、自分は何者なのか、どうしてこの曰くのある町に居るのか。 何もかもを忘れていた男は、しかしたった一つ、覚えていたことがある。 それは…

現実とは、とても残酷なもの 幼い二人の兄弟　兄の柊１０歳　弟の楓８歳の成長を描く物語 この物語は兄、柊の視点で語られていく 兄は弟を守りぬく為に、弟はそんな兄の気持ちに応える…

容姿は平凡、身体能力も平凡、勉強は暗記科目以外ダメダメの高校2年生の田辺優斗が、同じクラスで自分にだけキツイ幼馴染の美少女、矢作伶奈と一緒に異世界に飛ばされてしまうお話です。

極々普通の新入生 遼 と幼馴染みである 凛、佐奈と同じ高校に入学する。 そこで、とある生徒 神姬(カムイ)と同じクラスになる。神姬はいつも無口で自分から交友関係を結ぼうとせず、い…

自分から人を好きになることができず、恋愛を諦めていた十八歳の小鳥遊　優斗。 優斗の夢は、ヘアメイクアーティストになるために東京へ上京すること。 いつも思っていた。 誰かが自分の…

不幸な出来事が重なり辛い幼少期を過ごした「桜木 麻耶（さくらぎ まや）」――「どうして麻耶だけが不幸なの？」。いつも彼女はそんな思いを巡らし、ささやかな幸せを求め続けた。 辛い…