五色の糸に、願いをのせて

作者 太陽 てら

110

39人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

白という色。
白のイメージをそのまま文字にするとこうなるんだ、なんて綺麗なんだろうと目が離せませんでした。

胸が高鳴ったり、ぐっときたり、切なくてあったかくて、全ての物にありがとうございます!と言いたくなるような素敵な読後感です。

本当に、ありがとうございます!

★★★ Excellent!!!

都会に憧れを憧れを持つ何処にでもいそうな普通の学生。
いつもの街並み、いつもの道。そこに現れたいつもと違う道。
その道の先。そこで彼は一人の少女と出会います。
今まで恋の感情が分からなかった主人公。そんな彼が恋をした瞬間。
二人はすこしずつ、心の距離をつめていきます。
順調に見えた二人の関係。しかし、ある日衝撃の真実を知った主人公。
その時、彼がとった行動は……?

七夕がお話の軸にある、ロマンチックな恋物語。
とても幸せな気持ちになれて、とても面白かったです。




★★★ Excellent!!!

不思議体験談としてよくある展開かなと思いきや、嬉しい裏切りが待っています。

人物の台詞に用いられる宮崎弁、のどかな風景、色彩、そして白。みじかい物語ですが一気に引き込まれていきます。

七夕の飾りで連想される鮮やかな色彩に重なって、胸を締め付けられるほど美しい景色が切なく、甘酸っぱい物語で、心から優斗と真白の幸福を祈りたくなる秀作です。

★★★ Excellent!!!

七夕の時期におすすめしたい恋物語です。
「僕とキミの15センチ」短編小説コンテスト参加作品。

冷めた恋愛観の男子高校生と不思議な少女の物語。

彼女の名前と同じ真っ白いキャンパスにふたりが描く夢、願い。

十代の淡い恋らしくドキドキハラハラしながらストーリーに入り込めます。
宮崎弁でのふたりのやりとりも物語にリアリティを与えてくれています。

豊かな表現力で舞台となる白い家はまるで目に見えるよう。
ふたりの様子はまるで手に取るように感じることができます。

ほんのり涙の混じる清涼飲料水のような爽やかな七夕ストーリーをぜひ皆さんにも。

★★★ Excellent!!!

綺麗な文章と描写で送られる現代版『七夕』とも呼べる物語。
作中に登場するカラフルな花が植えられた白い家にも似た、精彩を放つ中での白が際立つような若く純粋な恋心、色褪せない想いには惹き付けられ、心が洗われました。

「15センチ」コンテストでありながらも、15センチという言葉を忘れさせてくれるほど、物語に入り込めるものを読んでみたかったので、この作品は大当たりでした!
いろいろな捉え方の出来る「僕とキミの15センチ」の物語、興味深いです。
少し不思議で、想像を絶する現代の七夕の物語を、是非ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

読了後のレビューです。
物語を拝読させて頂きながら感じたことは、真白ちゃんという少女を通して描かれる、恋と運命の儚さと、文章描写の美しさでしょうか。
不思議な雰囲気と物語の流れ…その先のハッピーエンド。

素敵な物語を読ませて頂きました、ありがとうございます。


★★★ Excellent!!!

とてもキレイで、素敵で、少し不思議な物語でした。

あたたかい方言のやりとりにくるまれた、淡い思いのやり取りにほっこりとしていたらば、まさかの展開に驚くこと間違いなしです。
しかし、その驚きすらも切ない。
目の前に七夕の短冊があったのなら、ふたりのことを願うだろうと思うほどです。

キラキラと輝く天の川のようにピュアな恋物語です。

★★★ Excellent!!!

ヘアメイクアーティストを目指すイケメン高校生の初恋の物語。

ちょっと不思議で、純粋で、恋のエゴイスティックもさりげなく描かれた味わい深いストーリーと、あざやかな色彩を散りばめた文章が、読者の心を躍らせます。

この作品の「僕とキミの15センチ」とは何なのか、そしてその15センチがこの物語に果たす役割とは……

その効果的なモチーフを、皆さんも読んで堪能してください!

★★★ Excellent!!!

上京を夢見るイケメン高校生、それまで恋をしたことがなかった彼が、恋に落ちる。

淡々と綴られる、田舎の現状、彼の夢、そして不思議な分かれ道とその先の出会い。

あれ、一体どこで15センチが出てくるんだろう、と思って読んでいくと……。

S(少し)F(不思議)な世界観に、コントラストの明確なキャラクター造形が綺麗に嵌っていました。

キャラクターの立たせ方が上手いですね。
お題もきっちり消化しています。
そして物語の緩急の付け方、お見事です。

読み手として感嘆すると共に、書き手として見習うべきものの多い秀作でした。

文句なしにオススメです!

★★★ Excellent!!!

15センチコンテストの作品ですので、この15センチに焦点が当てられて然るべきですが……

これ以上は書けません。そのくらい、この15センチには想いが込められているが判ります。一見して「色」のようでいて、実はこの15センチのあるモノのために、心があり、また七夕の――……

余談ですが、七夕飾りは元は七夕神事から来ており、願いを込めるというは祈祷を意味します。あの大切な時間が、彼女の未来を切り拓く願いになったのかも知れません。

諦めない。あの真っ白なキャンパスのような心に、僕の色で描くこと。

少年少女はオトナになり、どんな色を持って出逢うのでしょう?
現代版織姫と彦星でもある本作は、何度読んでも味わい深い名作です。

願いはきっと届く。
それが二人で願った15センチの……

もうすぐ七夕ですね。季節感も良いファンタジーいかがですか?
本作がたくさんのみなさまの心へ届くよう、願いをのせて。

★★★ Excellent!!!

とても洗練された、綺麗な恋の話です。

と書くと、ありがちなストーリーに感じますが、絶妙なキャラ設定と幻想的な舞台が綺麗にマッチしてる作品でした。

この作品の見所は、人を好きになれなかった男の子が、一発で恋に落ちる過程を、繊細な描写で描かれているところだと思います。

15センチの設定も、ひねりが効いていて、これしかないと思わせる程すんなり心に入りました。

素晴らしい作品と心に染みる時間を提供していただき、ありがとうございました。

一貫して読みやすい文章と、惹き付ける要素満載の作品、ぜひ皆さまに一読をオススメします。

できれば、夕暮れか夜空が見える時に読んでいただければ、感動がより大きくなるかもしれませんよ!!

★★★ Excellent!!!

すこしふしぎな、少年と少女との邂逅。
時間のずれかと思いきや実は……という展開は好きです。
少年の当初からのモチベーションが最後の展開に結びついている構成もよいと思いました。
最後のギミックがそこまでのパーツ(メイク、色など)とがっちりとかみ合うと、なおインパクトが強くなるように感じました。

★★★ Excellent!!!

 舞台は宮崎某所。夢に手を伸ばす小鳥遊優斗が出会う、白い家に住む少女・真白との物語です。
優しい宮崎の言葉で展開される物語は、少し悲しい事実と、15センチが繋ぐ約束。
事実を知った少年は、白いキャンバスに五色を使った夢を描きます。

 小鳥遊優斗は、画家志望ではありませんが、
彼を通して、誰もが持っている真っ白なキャンバス。思い思いの夢を描いていた時期があったのだと思い出させてくれる物語です。

 素敵な物語を、ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

──人を愛せない主人公、小鳥遊優斗は帰宅の途中、誰かに導かれるように“知らない道”へと歩をすすめる。その先で見つけたものは白い壁の家と白い椅子、揺れるブランコ。そして、ひとりの少女……白い出で立ちであらわれた彼女との出会いは運命だったのか? 穏やかな春から灼熱の夏へと季節がうつろうなか、真白と名乗った少女にひかれた優斗は、夢中で彼女に化粧をほどこす。自身の心の奥に生まれた“未知の感情”の答えを見つけるかのように……



“白”って、どんなイメージなんだろう?

この作品を読んだあと、ふと考えググってみたら純粋清潔清純無垢、等々いろいろと出てきた。それらは、もともと自分が持っていた印象と合致しているせいか、意外性は感じない。白黒つけるとか、清廉潔白など良い方向にとらえやすい色だろうか? もっとも、これらはプラスのイメージであり、冷淡、薄情といった負のイメージも持つらしい。

本作『五色の糸に、願いをのせて』における“白”は美しさの表現を助長するイメージカラーともいえるが、“無”や“原点”、“基礎”の象徴でもあるようだ。主人公、優斗が“何もつけていない食パン”に強い価値観を示すところが端的な例だが、シンプルを極美とするフシは作中、ところどころに見られる。

“僕は今からキミに魔法をかけます”

そう語り、優斗が真白にメイクをほどこすシーン。そこはかとないエロスを感じたのは私だけだろうか? もちろん、そういった方面に期待する作品ではないし、作者、太陽てら氏の執筆意図とは異なるのだろうが、無垢な少女を自分好みに作り変えていく様子は文学的な性愛の描写に通ずるところがあり、どこかエロティックだ。むきたまごのような天性の美肌を人工的に汚す罪悪感を承知しながらも手を止めぬ優斗の姿は、この作品が実は秘められた精神官能を流麗な文章でバリケードしたオトナのプラトニックラブ小説だった、という証… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

少し(S)不思議(F)な現代ファンタジードラマ。
内容に触れずに書こうと思うのだけれど、これが中々難しくて(*^^*)

氏の作品は過去に2作読みましたが、どちらとも違うテイストで書かれていて、不思議な感情が湧き上がる作品です。アニメで言うならトトロ。小説関係で言うなら有川浩先生が書きそうな。

15センチコンの作品だと知らずに読んだので、逆に新鮮でした。
短冊を――っと、内容を書きそうになってしまった。

読んで下さいとしか言えませんが、読んでください。
良い作品に出会ったなと、思えますよ(*^^*)

★★★ Excellent!!!

すごくステキで、切ないお話でした!
でも、二人がちゃんと再会出来て良かった!本当に良かったです!

笹飾りを作る場面で、真白が鶴を折って、その意味を優斗が教えた時に本当に深い意味があってすごいと思いました!
それと、最後の場面で、「お姉ちゃんの大好きな人に教えてもらった」って真白が言った時に覚えてたんだ!って思ってすごく感動しました!

なんか上手くまとめられないのですが、本当に感動しました!