優しいお国言葉と、真っ白なキャンバスを持った少年と。

 舞台は宮崎某所。夢に手を伸ばす小鳥遊優斗が出会う、白い家に住む少女・真白との物語です。
優しい宮崎の言葉で展開される物語は、少し悲しい事実と、15センチが繋ぐ約束。
事実を知った少年は、白いキャンバスに五色を使った夢を描きます。

 小鳥遊優斗は、画家志望ではありませんが、
彼を通して、誰もが持っている真っ白なキャンバス。思い思いの夢を描いていた時期があったのだと思い出させてくれる物語です。

 素敵な物語を、ありがとうございました。

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