甘い気持ちのわけを教えて~和菓子屋兎月堂同居物語~

作者 深水映 (ふかみえい)

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38人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

人生に悩んでいる女性が和菓子を通して恋したり、成長したりしていく物語。読み進めていくうちにひたむきな主人公をつい応援したくなる。

季節ごとの様々な和菓子が細かく華やかに描かれていてとてもそれも美味しそうです。

キュンとするストーリーあり、飯テロならぬ菓子テロあり、読み易い文章で女性だけでなく男性でも楽しめる作品です。

★★★ Excellent!!!

手抜きなしのイベントと、四季を彩る和菓子が織り成す恋愛ストーリーです。

会社を辞した主人公、果歩。
その果歩が、誘われるように入った和菓子屋の主人、悠一。

果歩は和菓子屋のバイトに就き、雇い主である悠一と同居が始まる展開。
拝読する側のボルテージは、その時点でマックスでしょう。
何かが起きる。起きないはずがない。
期待感は高まります。

しかし、少々のハプニングはありますが、
二人が持つ独特な感性によって、最初から世界が重なるようで重ならない、新たなジレジレ感。
普段、私は恋愛モノは拝読しません(失礼)。
出会えば速攻、交渉成立の図式しかない無作法者の私は、この作品を拝読して目から鱗でした。
恋愛は、結果が先に来るわけではないのだと。
恋愛から見える風景は、こんなにも鮮やかに人や物を取り込み、また、作者様が案内される視点の先には、読者が見逃している思いや景色に気付きを与えてくださるのだと。

単に男女が惹かれ合って結果が出て、ハイ、オシマイ!
ではないのだと。

私が持っていた、恋愛モノの印象を変えてくださった素敵な作者様と作品でした。
もちろん、果歩ちゃんと悠一さんの人柄、和菓子の美味しそうな事。
季節のイベントが持つ空気と色。

何よりも、作品に滲み出る作者様の思いは、恋愛モノに不慣れな私を物語の細部へと案内してくださいました。
季節を彩る和菓子の解説も、押し付けるような長文ではなく、適切な上に丁寧でいて分かりやすく、まるで和菓子のような逸品に感じ入りました。

生意気で失礼な物言いを重ねてしまいましたが、ご容赦いただけると幸いです。

最後になってしまいましたが、
深水映様。
素敵な作品を生み出してくださって、本当にありがとうございました。
また、お邪魔させていただきますね。

ちなみにですが、
私は、『甘い気持ちのわけを教えて~和菓子屋兎月堂同居物語~』を拝読… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

等身大のヒロインが人生に疲れたときに、偶然見つけた和菓子屋さん。
それだけでも、癒されるのが日常に疲れている現代人なら共感してしまうと思います。

現実ならちょっとした息抜き程度の癒やしで終わってしまうけど、そうじゃないのがこの優しい物語の素敵なところ。
和菓子屋さんのイケメン店主と同居するなんて、物語の中でしか楽しめない。存分に、甘くて優しい同居生活を楽しませてくれます。
甘さにニヤニヤしたり、優しさにほっこりしたり、トラブルにハラハラしたり、でもやっぱり甘くて優しい気持ちにさせられます。

お茶と和菓子を用意して読んでみるのもいいかもしれませんね!

★★★ Excellent!!!

ヒロインは世渡りが決して上手ではないコンプレックスいっぱいの等身大の女性。とっても魅力的なのに、自分ではその魅力に何ひとつ気づいていなくて。

そんな彼女が、ひょんなことから転職ついでに和菓子屋ご店主のイケメンと同居することになります。

ほら、皆さんご注目。いきなりの同居!



だというのに!


このふたりが、まぁなんとも、のんびりペースなんです。一足飛びに同居しているのに、ふたりの関係はふんわり優しく、そしてとてもゆっくり進むんです。

その空気も甘さも、舞台である兎月堂と同じ慎ましやかな和菓子そのもの。

読了すると本当に心が温かくなって、幸せな甘さに包まれます。

★★★ Excellent!!!

 ふとしたきっかけで、兎月堂で暮らすことになった果歩。店の仕事を手伝いながら、主の悠一との関係を深めていくのであるが……。

 いやいや、その関係が何ともあまい。何とも言えないさわやかさで、読んでいるだけで、思わず口元がほころぶ。回りをとりまく人物もやわらかく、素敵な人間関係が構築されている。

 ふと、お茶を飲みながら、和菓子を食べたくなる。そんなお話。

 まだ物語は前半で、この先、果歩と彼女をとりまく人々の関係も大きく動いてくるだろう。その時が今から楽しみである。