「加筆」を含む小説

「その穴にはたくさんのヘビがいるから、 決して蓋を開けてはいけないよ」 そう言いつけられたみーこには、 いつしかそ…

19世紀後半あたりの 限りなくイギリスっぽいイェゴス帝国と 限りなくフランスっぽいプランセールの間にある海峡を航海する客船「イヴ・ド・パラディ」。 つい出来心でこの船で密航する…

世間ではエリートサラリーマンとも言われる草薙は心身ともに疲れ切っていた。そんな時に、繁華街から外れた寂れた通りで一人の少女と草薙は出会った。少女は、その通りにある料理屋の娘であっ…

　小学六年生の少年・琥珀(こはく)は家族と北海道旅行に来ていた。 　自動販売機で飲み物を買おうとした時、鮮やかな紅い色のフクロウを目にする。そのフクロウに誘(いざな)われ、琥珀は…

　１人の男は、長い年月と、そして何よりも強い信念を持って、神へと至った。何よりも愛した人と共に、幾つもの神話を築く。 　それは長いようで短い時間であり、何よりも最も幸せだった時…

依頼者の望みをかなえる力を持つ義眼を与える義眼堂。しかし、その望みは思ったような形ではかなわない。そして一度義眼堂の義眼は一度装着したら死ぬまで外せない。 片目を失った者は元の世…

　ある晩、駅から後を追って美人姉妹の部屋に転がり込んできた白い犬――いや、狐？　姉妹はひとまずその生き物を追い出さないことにしておく。「お利口さんだしいいじゃない？」と乗り気の姉…

麻雀などにおける「流れ」について考察した文章。主に過去にブログに上げた文章の加筆・修正版になる。

　山の頂に棲む悪竜は、人間たちに生贄として麗しい乙女を捧げさせていた。 　ある年のこと。 　生贄としてやって来たのは、「悪竜に物申すために」その魅力を磨いたという、奇妙な乙女だっ…

【ＫＢＰ(架空の特殊戦闘部隊)隊員のお話です】 今から数十年後、もともと存在していた動物が、突然変異で巨大化したり体内に猛毒を持つようになり、人間を襲うようになった近未来のお話…

オッサン、パーティ追放、チートスキル、スローライフという人気キーワードからはじまるストーリーをひとひねり。 英雄パーティを追放されたオッサンが、チートスキルで無双できない様を楽し…

※物語の進行に合わせ、今後加筆される可能性があります。

ある国の、ある地方を治めるジュリーブ家の少女、アイリーン。それまで、平穏だった彼女の人生は、1人の男性に言われた言葉で１８０度、見方が変わる。 自分の生き方や周りの人の感情など色…

切ない愛とハラハラ感に「あ゛～う゛～」と声をあげたい人に！ 闇の瞳を持つ男と、彼への思いが世界を救う運命を我知らず始動させた彼女。二人の愛を救うべく、キノは運命のうねりの中を奔…

僕は生まれ変わる度にお姫様を探す。 我儘で、高慢で、凛々しくて、可愛らしいお姫様。 お姫様を守るために僕は生きる。 永遠に続く、僕らの記憶。 加筆修正中です。

「おいしいものを食べてこその人生なのです」 博士は僕にそう教えてくれた。なら、セルリアンに食べられても記憶と心を失わずにいられる僕は――。 ※当作はヤオヨロズ版けものフレンズ…

　何故か自分の書いた小説の世界に入ってしまっていた主人公。 　最初は戸惑い悩むが結局開き直り作者として話を見守っていく事に。 　小説のヒロインとヒーローの恋の進行状況を影からコッ…

振袖を着つけてもらったミヤは、片思いの相手と初詣に行くはずだった。 待ち合わせ場所で、彼が、別の少女と楽し気に話しているところを見るまでは。 逃げて、逃げて、逃げて。 行きつい…

臾路（ユジ）の国のお姫様と、そのお姫様を愛した宦官のお話。 ※別サイトで公開していたお話を加筆&修正したものです。 ※現実世界に存在した宦官とだいぶ違います。ご了承ください。 …

2021年4月21日 大幅に加筆してKADOKAWA単行本として発売されます。 考古学者の田辺は防衛省に務める旧友から奇妙な遺跡の調査を依頼される。困惑する田辺と共に集められた６…