極彩遊戯
野沢 響
【登場人物紹介】
【彩街の住人】
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常磐の勧めにより集合住宅で暮らす七両と共に生活を送る。最初は彩街での生活に不安を抱えていたが、徐々に街の住人たちと打ち解けていく。
素直で穏やかな性格。紅月と仲がいい。趣味は絵を描くこと。
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愛煙家でいつも煙管を吸っている。大きな筆を持ち、描いたもの(特に動物)を具現化する能力を持つ。また、そのような特技を生かして、街の中心地にある広場で見物客に演舞を見せて、生計を立てている。
・空……彩街の住人だが、琥珀と同じく人間の女性。街の中心地である一画から少し離れた
大人しく柔和な雰囲気の女性。ショートカットの髪型が特徴。
乳児の頃に両親から捨てられ、施設で育つ。中学生の頃にいじめを受け、自分をいじめるクラスメイトの女子グループから逃げている途中に、彩街に迷い込む。それ以降、ずっとこの街で暮らしており、元の世界には一度も戻っていない。
人間であるため、七両たちのような能力は持っていない。自分を引き取ってくれた染物屋の店主の
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明るく好奇心が旺盛だが、気が強く男勝りな性格をしている(兄が二人、弟が一人いるため)。そのため、話し方も男性っぽい。人情味があり、困っている者を見ると放っておけない。
七両たちとは昔からの友人で、空とも仲がいい。
色が付着した部分を石のように固めて動きを封じる能力を持つ。
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色を水のように操る能力を持つ。
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男性にしては小柄。身軽であり、すばしっこい。大工の家系であり、自身も大工。
七両と同じで青鈍と霞を嫌っている。
色を三日月状の形に変化させ、切り付ける能力を持つ。
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七両たちからは「じいさん」や「じいちゃん」と呼ばれ、親しまれている。店内(または自宅)は度々、七両たちの溜まり場になる。
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おっとりとしたマイペースな性格で、少々子供っぽい話し方をする。
七両が仕事に出かけている時はよく琥珀を預かっている。
二画にある茶屋で働いている。
色を花びらのような形に変化させて、相手に幻覚を見せる能力を持つ。
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色を紐のように長く伸ばし自在に操る能力を持つ。
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彼と同じく七両に頭を悩ませる。また、七両が琥珀の面倒を見ていることについて納得していない。
玉状として出した色の形を変えて使用する能力を持つ。大体は槍のような鋭い形に変形する。
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七両を除いてみんなからは「ヒショウさん」と呼ばれている。
敬語を使った話し方が特徴で、常に穏やかな女性。夢中になると、他のことを忘れてしまうところがある。
色を氷のように凍らせる能力を持つ。
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明るい性格で、しっかり者。細かいことを好まない。七両の良き理解者。
柑子色の髪と目を持つ。
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珊瑚とは何らかの関わりがあるらしく、彼女の行方を捜している。
色を
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伸ばした色の中を自在に泳ぎ回る(移動する)能力を持つ。
母親と同じく体が丈夫ではないため、すぐに体調を崩してしまう。
珊瑚色の髪と人間と同じ形の耳を持つが、目は角膜が濃いピンク色、瞳孔が黒色になっている。肩にかかるくらいのストレートの髪型が特徴。
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七両の壊れた筆を修理することになる。
二十年前に彩街にやって来た。その際に、ニンゲンに対して偏見を持つ者たちから暴行を受けて倒れていたところを女郎花に助けられる。
上記の理由から、ほとんど外に出ない。そのため、仕事の依頼がきても客の前に姿を見せないことで有名。
七両よりも不愛想で警戒心が強い。年齢は四十代後半。
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落ち着いた性格で、しっかり者。
倒れていた藤を介抱した際に彼と親しくなり、夫婦となった。彼が唯一、心を許せる人物である。
客の前に出ない藤に変わって、接客を担当する。
【元の世界(琥珀が暮らしていた世界)の住人】
琥珀の父親……会社員。琥珀が来年から中学生になるため北海道への家族旅行を計画した。明るい性格で、自分の欲望に忠実。旅行中はひたすら北海道の食べ物を堪能していた模様。
琥珀の母親……パート勤務。北海道旅行は今回が初めて。
琥珀の妹……名前は
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