「ホラー 文学」を含む小説

｢アイスクリーィムって、とっても美味しいです〜｣ 姫野和心より

私は別に何のことはない日常を過ごしていただけだったのだ。 むしろ私は被害者かもしれない。 彼がいなかったらこうなることはなかった、それには一切の間違いはない。 しかし私がいなけれ…

目を覆い尽くす程の、白

西紀は用を足そうと起き上がり縁側に出ると、中庭の一本杉の幹に縛られている自分の姿を見つけてしまう。疲労がそうさせているのだろうと、ひとり合点する西紀。しかし目の前に奇妙な男が現れ…

解離性障害の実体験をもとに20歳の頃、書いた小説。 夢の中に常にいるような小夜子。 鏡越しに見える僕は小夜子の交代人格。 夢の中に鏡が出てきたらご注意を。

怪奇生物と呼ばれる存在がいる。河童、お菊、ルシファー、ミカエル、牛鬼、死神、ぬらりひょん、鳳凰、──人魚。 人間社会の裏で密かに活動する『領域治安部』は、古今東西で大きな脅威と…

「早く乗ろ？アキ君。」 主人公立川アキは気がつくと不気味な駅のホームに立っていた。 友人たちに流されるまま目の前の電車に乗り込むが、この電車、何かおかしい。 起きても起きても終わ…

大学生である八須孟（はちすたけし）は奇妙な噂を耳にする。 「この大学の経済学部に毎年名簿には載ってない生徒が混じっていて、一人の生徒を行方不明にするんだよね…」 噂を耳にした…

2023年の学校の文化祭の文芸部のために書いた短編小説です(文化祭では縦書きです)。 実は私、吹奏楽部と兼部しています。 ということでここに、文化祭の吹奏楽部発表のセトリを記し…

あたしたち、あたしはユリア、アタシはキーラ。国政の重鎮ＡＴの思いつきから始まり、段田南海市長に引き継がれ、あえなく破綻した子どもプロジェクトの最後に残った二人。引き取り手がなく十…

第一回きつね童貞文学大賞参加作品。 だいたい実体験です。いつも頭の隅にある感じのなんか童貞臭い素直な気持ちをそのまま書き散らかしました。よろしくね

春夏秋冬のそれぞれ全く違った話の読み切りサイズの物語。 春は、ある古代桜の話。 夏は、ある能力を持ってしまった新聞記者の話。 秋は、新しく完成した最新型図書館の話 冬は、雪だるま…

週間ホラーランキング10位を記録

♢あらすじ♢ 白川詩織（しらかわしおり）は学校をサボり一人。 吉祥寺の夏は、秘密を隠しているようで、それでいて儚くて。 そんな幻想的な街並みを少女は闊歩する。 （へぇ…ここ、…

神様を名乗る少年に出会った。 七日間を過ごした。 全てに気づいて死んだ。 だって、そういう物語だから。

こんにゃく童貞を捨てる話。ギャグです。（たぶん） 分類がわからなさすぎてホラーにしていますが、ホラーじゃないです。けど一番それっぽいのはホラーだったので、ホラーなのかもしれない…

長いこと施設で暮らしているタカは入れられた理由を忘れている。タカだけでなく、施設の人間は皆、忘れている。身体の病気が原因か、精神の病気が原因か、あるいは、それ以外なのかすら判然と…

私の名前は近藤　楓（こんどう　かえで）。七陣小学校に通う小学五年生で、図書委員をしています。そんな私が放課後の図書室で出会ったのは、ミステリアスな少女の神隠　葵（かみかくし　あお…

厚い雲が空を覆い、色飛びした街灯だけが照らす夜の街で、男は欲望のままに求める。 ※この物語には残酷な表現が含まれています。