「すこし ふしぎ」を含む小説

ちょっとした偶然から始まった、幽霊少女・沙羽との交流。その限られた交流も、俺の卒業をもって終止符が打たれることとなった。 最後の５分間。沙羽の姿を見つめながらも、積み重ねてきた時…

　母校の県立高校で働く数学教師、居宿 想は毎週木曜日にだけ仕事を引き伸ばし、学校に居残る。 　かつてと変わらない姿で、しかし知らない口調で話す、初恋の彼女に会うために。 　あの…

ある日突然、男子高校生が降って来た。 そして俺は青春真っ盛りの男子高校生として暮らすことになった。　 「俺たち、入れ替わってるー？！」のはずが、何故だか男子高校生は俺の右斜め上で…

就寝時刻を過ぎた寮の共有スペース。ふと外を見ると、人のいないはずの場所に女の子の姿が。 満月の夜の、不思議な出来事──

あなたのこと、すっごくオシたいんです！

地球消滅。 それにより人類は滅亡の危機に瀕していたが、人工授精により種の保存は保たれていた。生まれてくる子が女子のみを除いては。 異性間結婚を夢見るミュラーは、婿探しの旅に出た…

ある日、突然人の頭の上にゲージが見えるようになった「私」。 見えない人がいるし、見える人もゲージがどんどん増えていくし。 これはいったいなんのゲージだろう？

俺の家の風呂は足が伸ばせないくらい狭い。出来れば、もっと広い風呂に入ってくつろぎたい！ せめてもの癒やしにと入浴剤を入れてみたのだが……、なんか俺の家の風呂がおかしい！ ※小説…

ある日突然、意識を失うその病は「白昼夢病」と呼ばれたーーー。

高校一年の三学期、お互いのことが気になる同士の右葉月要女（うばづきかなめ）と刀口人吏（かたなぐちひとり）は生徒会の“お世話係に”任命された。 二人が訪れた生徒会室には、佐藤大翔（…

　一度押すと日本にいる誰かひとりを幸せにし、そして押した本人に１０円が得られるという不思議なボタンを受け取った男の数奇な物語。 ＊小説家になろうにも掲載中。

社会人として生きていると、必然的に名刺は増えるものです。 データ化して社内で共有したあと、その名刺ってどうしてますか？ なかなか捨てられないあなたに朗報です。 それを使って遊び…

愛を知りたい少女は一冊の小説を手に取る。その小説「フラクタル・ラブ」は、それを読む少女とリンクしていて……。

ただの料理がつくりたい、魔女たちの意地。みたいなお話。 〔2016.07.01 作／09.20 改(電書版)／2021.01.17 手直し〕 ★ カクヨムweb小説短編賞202…

フルダイブの仮想空間を希求する人は、 たくさんの人生を歩みたいだけ？ 現実逃避をしたいだけ？ 様々なifを味わいたいだけ？ いずれにせよそこは理想郷。戻れなくなるかもしれません。…

色の無い紙束に綴られた未完の手稿には、如何なる題名も著者名も記されてはいない。だが、そのお話は「わたし」と言う読者を得た事を機に、中断していたお話の続きを語り出した。この「わたし…

私と社員さんと近くに居た人の少し不思議なお話。

僕らを隔てる「７６」という数字。この数字は僕にとって、どうしようもなく重たく、苦しい。

ひいおじいちゃんが子供の頃、死刑執行のボタンはたった三人で押していたらしい。 でも、今はアプリでみんなで一緒に執行する。 ――携帯端末で簡単に死刑執行に参加できるようになった…