概要
小学4年生の望果。
水曜日、学校から帰っての第一声は、決まって「お母さん、今日のおやつは!?」
ポテトチップス、チョコレート、グミにビスケット…。
市販のお菓子も大好きだけど、お母さんの作るおやつは、なんでこんなに楽しみなんだろう。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!テンポよく話が展開する、少女のお菓子のグルメ
孤独のグルメのようなシブいおじさんのグルメじゃないけど、こちらは、テンポよくお話が進んでいきます。
それもそのはず、元気者の小学4年生の少女が主人公。
母親に出されたおやつを食べ、元気に公園に遊びに行く。
今の時代というより、私(1969年生)が少年時代の同級生の女の子の日常みたいです。ちなみに私が小学4年生だったのは、1979年です。
令和の今や平成の頃よりむしろ、その頃によく見られた光景のように思えてなりません。その頃なら、都会でもそういう光景は日常に見られたはずです。
ひょっとかの少年と結ばれて男の子ができたとして、そのくらいの年齢になったとき、彼女はその息子に(娘でもいいが、ここ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「ただいま」よりも先に♪ 水曜日の楽しみは?
望果ちゃんは小学4年生
授業が早くに終わる水曜日には、お母さんの特性手作りおやつが待っています
公園に集合する前に、ただいまの声よりも早く、おやつ何かな? 家に駆けこんで
ほんわか、ふんわり、ざくざく、ほくほく、ひんやり、ほっこり
おなかも心も満たしてくれます
作者さまはお母さまでいらっしゃいますが、その目線ではなく、子どもの目線でおやつタイムを描かれるのが新鮮です
美味しいおやつや、それを頬張るお子さんの描写もリアルでまさにおやつのメシテロ!
既製品のおやつもいいですが、手作りのおやつもいいものだとしみじみ思わせてもらえました
ああ、私も子どものころ、こんなおやつが食べたかった…続きを読む - ★★★ Excellent!!!幸せしかない!!! わたしはここんちの子になりたい
羨ましい!!!
なんて素敵はおうちなんでしょう?
ほんわかしていて、あったかくて。
あのね、わたしね、食べ物を数値化して判断するのは好きじゃないの。
本来、おいしいとか笑顔になるとか、そういうことじゃない?「食べる」って。
数字になると、途端になんか違う世界へ行ってしまう。
このお話は、そういうは「食べることのたいせつさ」が、ぎゅうって詰まっているの。
こういうおやつって、子どもを幸せに、そして強くすると思います。
ちなみに、読んでいるとね、ほんわか幸せにもなれるし、
あっ、なんか食べたくなっちゃった!
っていう気持ちにもなりますよ。