テンポよく話が展開する、少女のお菓子のグルメ

孤独のグルメのようなシブいおじさんのグルメじゃないけど、こちらは、テンポよくお話が進んでいきます。
それもそのはず、元気者の小学4年生の少女が主人公。
母親に出されたおやつを食べ、元気に公園に遊びに行く。

今の時代というより、私(1969年生)が少年時代の同級生の女の子の日常みたいです。ちなみに私が小学4年生だったのは、1979年です。
令和の今や平成の頃よりむしろ、その頃によく見られた光景のように思えてなりません。その頃なら、都会でもそういう光景は日常に見られたはずです。

ひょっとかの少年と結ばれて男の子ができたとして、そのくらいの年齢になったとき、彼女はその息子に(娘でもいいが、ここはあえて息子としてみたい)、どんなおやつを食べさせてあげるのだろうか。
そんな世代を超えた続編さえも、なんだか楽しみになってしまう。

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