一言で申して、作者の実年齢とその実態(あえて言うけど悪気はありません)の乖離、すなわちずれがあるという事実から起こりうる悲喜劇が、読者をして容易に想像できる。
対手の(実の作者の親くらいの年齢らしい)男性のことを引合いに出してくれているから、それが余計に引き立ってしまう。
そしてそこから、彼女はどういう方向に自分自身を作品を通して作り上げていくのかが、なんとなく楽しみになりますね。
この作品を読む誰もが、そのことに少し思いを馳せることで初心というか原点というか、そんなところを振り返ってみるにはよいのではないかと思われます。