概要
筆者はこのエッセイで誰に喧嘩を売りたい訳でもないです。
ただ、どうしても思ってしまう事を何処かに書いておきたかっただけです。
このエッセイにはなろう系を否定する感情が含まれています。
またこのエッセイには、なろう系を否定する人を否定する感情が含まれています。
そういうものが見たくない方は、どうか読まないで下さい…。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!他人を直視できるのは、自分を直視できる人
本論考は、なろう系が流行る理由について細かな手つきで明かします。その筋の良さは他のレビューアーの皆様が言及するとおりです。
ここでは、わがままに、本論からずれたところを述べさせていただきます。
本論考で、なろう系に対する洞察と共に、筆者自身の内面が繰り返し語られます。それは冷徹で、しかし論理だけでなく苦渋に満ちていて、自虐に墜ちるスレスレの道を進みます。読むと筆者の心理を追体験できます。筆者は自身の内面を語ることに成功しています。
ネット小説に触れ、なろう系にアンビバレントな感情を抱きつつ、ネット小説全体からは退場しない、筆者の苦しさが伝わります。
筆者は自身の内面の苦しさを出発点に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!思考のドラッグ
なろう系を読んでしまう方の意見を中々お目にかかれないのでとても貴重な意見です。
なろう読者の根底にある考え方とか、つまらないのに人気である理由とそして実は存在していたテーマ性だとか、考察の域を出ないのですがいろいろ納得出来る説得力があります。
ずっと思っていた「思考を停止させて読める」とか「インスタント的に読みたい」とか小説を読むというまあまあ頭と行動力を使う動作に矛盾した意味不明な事を言っている人達の本当の意味も察することが出来ました。
本編では宗教で例えていましたが、他のレビューでも書かれていたある種の薬に近い気がしました。常人が飲むと副反応が発生して最悪死ぬ可能性がある。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!薬として「なろう系」を求める人。
熱量が物凄い批評というのは、読む人を良くも悪くも激しく揺さぶるものだ。
この「なろう系」批評は紛れもなく該当するので、思わずレビューを書いている。
まず、この批評は、作者様も本文中に載せている朝三暮四様のnote記事「なろう系はなぜ『人気でつまらない』のか」と相互補完している。
順序はどちらでもよいが、両方(どちらとも熱量が半端ではないが)とも読んでおくと、「なろう系」のメカニズムを網羅的に把握出来ると思われた。
朝三暮四様が小説投稿サイトや書き手といった提供側の事情を描いているとするなら、こちらは「なろう系」を選ぶ読者側を題材にしている。
内容を有り体に言うなら「ど…続きを読む