概要
私…回復しかできないから。それが嫌だった。
魔王が勇者のパーティに倒されてから10年。統率を失った魔物との戦いが続いていた。
数ある冒険者パーティの一つ、「鋼鉄の繋がり」に所属するアンジェリカは回復役(ヒーラー)であり、聖職者。
少女はパーティに入って1年目。そつなく回復魔法をこなしており、重宝されている。
しかし、少女の内心は違っていた。
(私は…回復しかできない)
剣士のような勇気もなければ、鎧騎士のような防御力もなく、魔術師のような多彩な攻撃魔法もない。
ない、ない、ない。
もちろん自分と同じヒーラーはごまんといるから、比べるのは違うし出来ることをするのが一番だと言われる。
でも、私は回復しかない。
(みんなを助ける力があればいいのに)
少女は、身に余る力を求めてしまった。
数ある冒険者パーティの一つ、「鋼鉄の繋がり」に所属するアンジェリカは回復役(ヒーラー)であり、聖職者。
少女はパーティに入って1年目。そつなく回復魔法をこなしており、重宝されている。
しかし、少女の内心は違っていた。
(私は…回復しかできない)
剣士のような勇気もなければ、鎧騎士のような防御力もなく、魔術師のような多彩な攻撃魔法もない。
ない、ない、ない。
もちろん自分と同じヒーラーはごまんといるから、比べるのは違うし出来ることをするのが一番だと言われる。
でも、私は回復しかない。
(みんなを助ける力があればいいのに)
少女は、身に余る力を求めてしまった。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?