概要
ええ、そうなのです。また従姉妹の次がわたし? なのです。
オクシタニア王国。クイーンズカレッジ本科生の卒業パーティーでのこと。
トマスモア伯爵家の長女。エスメラルディーナは、己に無関心な婚約者ではなく、兄セザールの付添で会場に乗り込む。
決して、示し合わせた訳ではないが、また従姉妹のロザリンドも、彼女と同じ漆黒のドレスをまとい、二階の演奏席に着いた。
最初の演目を終えた二人の元に、ロザリンドの父で宰相のオーモンド公爵、謎の貴公子ヴィルヘルムとセザールが訪れる。
三人に促されて、一階ホールに降り立ったエスメラルディーナ。
そこでは、王太子サミュエルが噂の男爵令嬢を肩に抱きながらの、断罪と婚約破棄の宣言が始まる。
しかし、宰相たちの根回しにより、サミュエルは失脚。風紀を乱した咎により、男爵令嬢は囚われてしまい、そのとばっちりでエ
トマスモア伯爵家の長女。エスメラルディーナは、己に無関心な婚約者ではなく、兄セザールの付添で会場に乗り込む。
決して、示し合わせた訳ではないが、また従姉妹のロザリンドも、彼女と同じ漆黒のドレスをまとい、二階の演奏席に着いた。
最初の演目を終えた二人の元に、ロザリンドの父で宰相のオーモンド公爵、謎の貴公子ヴィルヘルムとセザールが訪れる。
三人に促されて、一階ホールに降り立ったエスメラルディーナ。
そこでは、王太子サミュエルが噂の男爵令嬢を肩に抱きながらの、断罪と婚約破棄の宣言が始まる。
しかし、宰相たちの根回しにより、サミュエルは失脚。風紀を乱した咎により、男爵令嬢は囚われてしまい、そのとばっちりでエ
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