そして僕たちの夏は終わった(3)
そして僕はマウンドに上がった。
5番バッターをツーシームを打たせピッチャーゴロに抑えると、6番バッターをインハイに決まるストレート、アウトローに決まるサークルチェンジで追い込むと外角高めのホップするストレートの釣り球で三振を奪う。
後ワンナウト。
たった一つのアウトを取るのができないなんて思わなかった。
7番バッターに出された代打をインローに決まるナックルカーブを投じた後アウトローに決まるストレート投げた。
討ち取った筈の高々と舞った打球は普段の乃間先輩なら取れる場所に落ちた。
そして乃万先輩が打球に追いつくより速く梁川先輩が早く追いつき送球するが2塁まで陥れられていた。
8番打者に対する代打として出てセーフとなった打者派後にこう語った。
「ただただ運が良かった、それだけだ。」と。
インハイに全力ストレートを投じ空振りを奪う。
これでカウントは0ー1。
2球目にインハイに全力のツーシーム。
バッターは見逃したが判定はストライク。
これでカウントは0ー2。
そしてトドメに全力でダウンカーブを投じた。
空振りを奪った。
だがワンバウンドしたその球を板倉先輩は後逸した。
つまり振り逃げが成立する。
慌てて板倉先輩は球を追いかけるが取った時にはもう2塁走者はホームベースを踏んでいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます