エピローグ

リアタイエンジョイ勢死す。

 とあるプロ野球選手をモデルにしたキャラクターを集めて育成し、リアルタイム対戦通称リアタイを選手の完凸に必要なアイテムと交換するのに必要なメダルを手に入れるためにするためだけにする男がいた。


 彼の名は鬼沙羅零。

 狂気的なリード論者である以外は特には特徴のない平凡な高校生。


 プレイヤーネームはゼロ。

 そして彼はリアタイ民のラスボスと言われている。


 何故?

 純粋に彼の投球術の前に一点だろうととったプレイヤーはいない。


 つまり少なくともほぼ勝てない。


 打てないのにほぼ勝てないで止まっている理由ーそうそれは引き分けの場合は奪三振や併殺、盗塁、得点、ヒットなどの項目の該当する箇所のポイントの合計で得たポイントが高い方が勝つ勝つーもっともポイントも同じ場合は先攻のプレイヤーが勝ちとなるからだ。


 つまり理論上は全てのユーザーが勝てる可能性がある。


 しかし誰もが彼に負け続けた。

 そう負け続けた。

彼が全国大会で優勝した後帰宅中にトラックで撥ねられ亡くなるまでは。


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