怪童な新入生コンビ(2)

しかし開き直ったのか尊牙君は2番打者である若狭先輩に対してインハイに決まる130キロのストレート、アウトローに決まるツーシームで追い込むと真ん中低めからボールゾーンに落ちるフォークを振らせて空振り三振に打ち取ると、3番打者の乃間先輩に対してアウトローに決まる130キロのストレート、外角高めに決まるスロースライダーで追い込むと、4球目のインローのストライクゾーンからボールゾーンに落ちるフォークを振らせて空振り三振に打ち取った。


そして4番打者である岡崎君に対してアウトローに決まるストレート、インハイに決まるツーシームで追い込むとインローに決まるスロースライダーを振らせて空振り三振に打ち取った。


そして一点の援護を貰った直後に厄介なバッターである巻君を迎えた。

巻君は好不調がはっきりしているタイプのバッターだが、調子がいい時は全く打ち取られない。

それだけの打力を持っている。


そんな巻君に対して投じたインローに決まる手元で沈む高速シュート(要は亜細亜大ツーシーム)を投げた。

鈍い打球音が上がり打球は高々と舞い、小盛先輩が捕球しワンアウト。

普通の高速シュートだったら打たれてたからやっぱり巻君は打撃センスいいね。


そして続く5番打者をインローに決まる通常の高速シュートを打たせてサードゴロに打ち取り、6番打者をど真ん中に決まる変化幅の小さいツーシームを打たせてセカンドゴロに打ち取った。


後書き 鬼沢とかいう天然の鬼畜さぁ。

    まぁ巻のモデルの人物はWBCで大谷さんの代打で出てホームラン打てる人だからバッティングセンス良くて当然だけど。

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