再誕あるいは復活(1)

試合が負けた瞬間抑えようとしていた笑みが溢れた。

負けた原因は分かった。

だから次は次こそ抑える。

その自信ができたからだ。


そもそも失敗の原因はゲームと同様パフォーマンスは疲労によって変わらないと思い込んでいたからだ。


そして今更ながら転生チートが生えてきた。

能力名はカンニングピッチ、能力は打者の苦手ゾーンと得意ゾーンそして狙っている球の速度が分かるというものだ。


来年こそ甲子園の大地を踏む。

そう僕は決意した。

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