元リアタイエンジョイ勢公式戦で無双してしまう(2)

2回表僕から始まった攻撃は残念ながら先頭打者である僕が出塁したものの無得点で終わった。

僕がスリーボールノーストライクから甘く入ったストレートをセンターに打ち返しツーベースを放つと流石にジャイアントのピッチャーは変わった。


後に全中そして甲子園で僕とほぼ互角に投げ合いプロ野球選手となり300勝を果たす逸材巨野豪がマウンドに立った。


その瞬間マウンドの空気が変わった。

そしてアバウトな制球ながら小3にして90キロ台後半のストレートを連発して侍童君と菊田くんそして3番の角谷君をあっさりと3球三振に打ち取った。


これは下手をしたら流れがあちらに流れかねないと思った僕は魔球を解禁することにした。


まあ魔球といってもただのホップするストレートと落ちるストレート要はチェンジオブペースだが。


しかしながらこれが上手く機能した。


後に4番の岡崎君は中学、高校と僕の仲間になり優勝を喜び合ったがプロ野球選手に僕のチームとは違うチームに入った。


そしてルーキーイヤーから7年連続40本以上ホームランを放ち尚且つ打率も3割越えをキープし続けてFA(フリーエージェント)で僕が入った球団に移籍し引退するまで3割をキープした上で毎年30本ホームランを放った。


合計で758本放ち殿堂入りした岡崎君はしかしながら僕の魔球を前にこの試合2タコに終わった。 


その1打席目は1球目にインハイに普通のストレートを投げヒット性のファウルを打たれノーボールワンストライク。

2球目にアウトローにチェンジオブペースを投げたが何と初見で岡崎君はバットに当てキャッチャーゴロ。


そして5番6番から2者連続三球三振をとった。

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