選択する事以外に選択肢はない。
主人公、奥田涼太(おくだ りょうた)は、自分の観る夢に少しだけ興味を持った、どこにでもいる普通の男子高校生だ。
ダラダラと平凡な日常を送る、そんな涼太だが、ある日奇妙な夢を観る。
その夢に映るのは他人の行動と不可解な二択だった。
夢を見る度に選択を迫られる涼太は、次第にその夢の意味と過酷さに気づいて行く。
起きている時の日常と、寝ている時の映像。
その両方で行われる、それらの選択。
何が正しくて、何が正しくないのか。
何が最善で、何が最悪なのか。
行動とは、決断とは、運命とは、一体誰が決めるのか。
選択する権利は、誰にでもあるし、選択しないという選択も、誰にでもある。
あなたのするその選択は、あなたがした選択なのか。
それとも————。
この作品はフィクションです。
実在の人物や団体並びに国家、人種、その他の事柄とは一切関係なく、暴力や犯罪等の反社会を推奨するものではありません。