第15話【彼女7】

「ごめんなさい!言い過ぎました。

しかし、僕はあくまでも趣味ですよ。」


「なんで?もったいないわよ。」


それでも、私は応援します!!!


「もったいないと言われましても、、、

そんなに簡単になれる物でも、ないでしょうし。

やるメリットが、よく分かりません。」


「メリットならあるじゃない!

1発当たれば!億万長者よ!!!」


「そ、、それは、そそられますが、、、。

ムリです!

現実的じゃありません。

1発当たくらいじゃ!億万長者には、なれませんよ。

少なくとも数年は、連載しないと億万長者には、なれないと僕は思います。

それに!数年間連載となると僕達は、これから大学受験もあるんですよ!

1週間に一度の連載なんてリスクでしかありません!」


理由は、分かるけど、、、

この人なんか勘違い!してない!?


「あなた?ジャンプか何かと勘違いしてない?

まぁ、、、いいわ!

なら、現実的なリターンがあれば良いのかしら!?」


この人を動かすには、お金じゃダメね!

何かいい物ないかしら、、、


「リスクに見合うリターンがあればですけどね。」


リスクに見合うリターン!?しかも、現実的!

私なんて、、、どうかしら!!!

きっと、ダメよね、、、

でも、言うだけ!言うだけなら別に良いわよね!!!

もし、OKなら!そのときは、、、


「それなら、、、

あなたが、小説家を目指すなら私が付き合ってあげるわ!」


顔が熱い!真っ赤になってるのが分かる!


けれど、、、


彼の答えを聞かなくては!


私は、願いを込めながら彼を見つめた。


少しの沈黙が流れた後!私は、我慢が出来ずに聞いた。


「、、、だめ、かな?」


また、沈黙が流れて、、、


彼が口を開いた!


「、、、付き合うと言われましても、、、。

僕には、余りメリットがない!お話かと。」


分かっていたけど、、、ショックだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る