第4話 【彼4】
そして、スマホの画面を見せて来た!
それは、紛れもなく!
僕が中学から書き続けた小説のアカウントだった。
まぁ、別に隠してる訳じゃないし!ただ教える友達が居なかっただけだし!
なので、別にバレても良かった。
「何で?わかったの?」と聞くと
「やっぱり!私!誰にも言わないわ!!!」
別に言っても良いけど、と思ったけど言わなかった。
言った所で、明日からの僕の生活が小説みたいにハーレム無双になる訳じゃないし。
まぁ、学校に僕の小説の熱狂的なファンの人がいれは話しは別だけど・・・
特に登録者が多い訳でもないから、この学校で見ている人なんて居ないと思っている。
そんな事を思いながら桜井さんを見ると・・・
「やっぱり、そうなのね・・・」
などと言いながらブツブツと独り言を話していた。
「で・・・!?話ってそれだけ?」
「ちょっと待って!違うわ・・・」
「あ・・・うん。」
桜井さんは、何か考え事をしている様子だった。
そして、少し考えた後に話し始めた。
「実は、私も小説を書いているの。」
「へぇ~。そうなんだ・・・
それは、良かったね。」
「別に良くないわよ!」
桜井さんは、少し怒っている様子だった。
「実は、わたし。あなたの小説を読んで!
自分でも小説を書きたいと思ったの。」
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