第28話 【彼女17】

しかし、現実は全く違う!


私は、積極的になれないで、、、


終始、笑顔でいるのが精一杯!


心の中では、もっと距離を縮めたい!


日向くんとチュンがしたい!


などと思っても行動には、移せないでいた。


日向くんにも、もっと積極的に来て欲しかった!と、心の中だけで、思っておこう。


だって!嫌われたくないんだもん。テヘッ。


にしても、、、


日向くんは、奥手ね!


私も今まで、お付き合いした経験は無いけど、、、


高校に入ってから友達の薦めで読んだ。


恋愛マンガや小説の男の子は、グイグイ!!


アゴをクィッ!として、すぐキスをしていたわ!!!


少しは、見習って欲しいモノだわ!!!


私は、日向くんならいつでも!


オールオッケー!!!


貴方の奴隷だって、なれる覚悟よ!!!


そんな事を思っていると、、、


ある事に気づいた!!!


もしかして、、、


日向くんは、恋愛経験も無く!


恋愛マンガも小説も読んだ事が無いとか?


そう言えば、、、


あんまり他の人の小説を読まないとか言っていた様な気がする。


しかも、恋愛マンガって!基本少女マンガよね。


男の子の日向くんが、読んでないのも無理ないかも、、、


しかし、なら!この先。


この人と距離を縮めるには、どうすれば、、、


「あっ!!!」


思い出した事が一つ!!!


コメントをくれた人の中に、彼の恋愛小説が読みたい!って人。居たわね!


日向くんに、書いてもらうのを頼んで!


恋愛について、勉強して貰えばいいんじゃない!!!


なんて!グッと、アイディア!!!


それから、私は日向くんに恋愛小説を書いてもらう為に必死で説得した。


初めは、ファンタジー1作しか描いた事が無い為!無理と断られたが、、、


そこは、今は恋愛小説がメジャーで恋愛小説で無ければプロの小説家に慣れないと説明をした。


そして、私も全力で協力すると熱い熱意で伝えると!


泣く泣く了承してくれた。


私は、心の中で大きなガッツポーズをとった。


明日から恋愛小説の勉強をする事を約束させて頂き!


その日は、それで別れる事に、、、


私が「じゃねー、また明日。」と言うと!


彼も「うん、また明日。」と、返してくれた。


私は、彼を紐でグルグル巻きにして家に監禁しようと思ったけど、、、


寸前の所で、思いとどまる事が出来た!


「、ふぅ~、、、」


今日は、熱いお風呂にでも入って早く寝ようと思った。

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