第14話 【彼女6】
「はぁ、、、考えが詰まったりしないの?」
「全く。僕は、物語の人物達が勝手に動くのを文字に変換しているだけですね。」
「そう、、、とりあえず、分かったわ!
ありがとう。」
「参考に、なったなら何よりです。」
全く!参考にならん!!!
「ええ、、、参考には、ならなかったけど!
この物語の作者が貴方って事が分かって良かったわ。」
そうよ!私の1番の目的は、この作品の作者を突き止める事!!!
そして、願わくば!お付き合いをしてもらう事!!!
ここからは、褒め殺すのよ!!!
頑張れ!私、、、
「あなたは、私の目標よ。」
「はぁ、、、それは、どうも。」
「所で、あなたは小説家を目指しているの?」
目指してますよね。
あんなに、面白い物を書けるのですもの!
「いえ、目指していませんよ。」
(何で?)
「何で?」
普通に、声に出てしまった!
「何で、、、?
えっ?」
「・・・。」なんかいけない事でも聞いてしまったかしら!!!
どうしょう。謝らなくてわ、、、
「小説家なんて、考えた事もありませんでした。」
(えっ!?何で、、、)
「えっ!?何で、、、何のために書いていたの?」
「趣味ですね。」
「趣味、、、もったいないわよ!
こんなに書けるのに!
せっかくだから小説家を目指しなさい!!!」
勿体無いから小説家を目指しなさいよ!
神~!!!
「はぁ、、、僕などでは、なれませんよ!」
あなたなら絶対!なれる!!!
「なれるわよ!私が、保証するわ!!!」
「いや!桜井さんに保証されても、、、」
「・・・。」仕方ないわよね。
私なんかに言われても、、、
私が、少し悲しそうな顔をしていると。
彼は、すぐさま謝ってきた!
別に!貴方が悪いわけでは、無いから。
謝らなくてもいいんだけど、、、
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