概要
その国には、珠玉の姫君と呼ばれる娘がいた
『女の子年頃二十まで』
――そんな風習が残る国で、齢二十四の娘は皇太子の妻として、後宮の一角に造られた『龍宮』へ迎えられることとなった。
珠玉の姫君と謳われた母の面影色濃く、彼女は戦いに身を投じることになる。
しかし覚悟とは裏腹に龍宮妃たちには温かく迎えられ、逆に皇太子には冷たく当たられてしまい――?
中華風×恋愛×ハイファンタジーな後宮物語。
運命に翻弄される人々の生き様をご覧あれ。
――そんな風習が残る国で、齢二十四の娘は皇太子の妻として、後宮の一角に造られた『龍宮』へ迎えられることとなった。
珠玉の姫君と謳われた母の面影色濃く、彼女は戦いに身を投じることになる。
しかし覚悟とは裏腹に龍宮妃たちには温かく迎えられ、逆に皇太子には冷たく当たられてしまい――?
中華風×恋愛×ハイファンタジーな後宮物語。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その心は愛か偽りか。絢爛たる後宮で演じられる女性の戦い
女性の結婚適齢期は二十歳までであるという風潮が強いある国。二十四歳の美女、藍晶(らんしょう)が皇太子の妻となるため龍宮へと身を投じる。
主人公、藍晶は珠玉の姫君とまで称された美しい母親の面影を継ぐ美しい女性。
あるとき父親の策略によって皇太子の妻となるため、後宮の一角に設けられた『龍宮』で暮らすことになる。
いきなり後宮の権謀に巻き込まれ、夫なるはずの皇太子も何やら屈託ありげ。
後宮での暮らしに戸惑いながらも、藍晶はこれから繰り広げられる女性たちの戦いに覚悟を決めていくが……
舞台となる後宮の描写、様子がとにかく美麗で絢爛たるイメージが広がります。
藍晶の心理描写も丁寧であり、後宮の暮ら…続きを読む