概要
あたしは右目に悪魔を飼っている――傑作を作る為に。あなたも取引しますか
!!! ここにきて ラスト変えました!! 既読の方。ちょっとびっくりしてください(笑)。
森岡比呂(もりおか ひろ)は十六歳。従妹の美桜(みお)とともに彫刻をやっている高校生。
しかし才能あふれる美桜にくらべ、比呂は何を作ってもイマイチ。
そんな比呂の前に、邪悪な小人が現れる。小人は比呂の身体と引き換えに、彫刻を傑作にしてやると言うが……。
簡単な取引で、作ったものを傑作に変えてくれる。
そんな誘惑に勝てるクリエイターがいるだろうか。
十六歳の比呂が出した結論に、あなたの意見を重ねてみてください。
水ぎわは……どうなるか、わかりません(笑)
森岡比呂(もりおか ひろ)は十六歳。従妹の美桜(みお)とともに彫刻をやっている高校生。
しかし才能あふれる美桜にくらべ、比呂は何を作ってもイマイチ。
そんな比呂の前に、邪悪な小人が現れる。小人は比呂の身体と引き換えに、彫刻を傑作にしてやると言うが……。
簡単な取引で、作ったものを傑作に変えてくれる。
そんな誘惑に勝てるクリエイターがいるだろうか。
十六歳の比呂が出した結論に、あなたの意見を重ねてみてください。
水ぎわは……どうなるか、わかりません(笑)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『怪奇的な怖さ』と『人間的な怖さ』が同時に這い寄ってくる
この作品では彫刻家にスポットライトが当たっていますが、これは小説家にも同じことが言えるなと思いました。テーマの部分でとても考えさせられました。
嫉妬はとても醜いものである。と同時に、なければいけない人たちもいて、そういうのが創作家というものなのかなと。
秀逸なのが、『怪奇的な怖さ』と『人間的な怖さ』の両方の怖さを同時に描いていること。それと、主人公の成長もしっかりとあるので、ホラーの要素を抜いたとしても読み物として成立していること。ホラーでごまかそうとしているのではなくて、完成されたエンタメ物語の中にホラーが描かれている。
だから読みごたえもあるし、読後感も良かったです。 - ★★★ Excellent!!!クリエイターなら、この小人の誘惑を断れるか? それとも受け入れるか?
人間国宝の彫刻家の祖父を持つ孫娘2人(比呂と美桜)と、悪魔のような「小人」が織りなすホラー作品です。
小人は、彫刻を良くする代わりに対価を寄こせという。
私はこの作品を読んで思いました。
クリエイターとして、この小人に誘惑されたら断れるだろうか? と。
自分の作品をより良くしたい、ライバルに勝ちたいと思うのは当然の事。
しかし、対価は自分に恐ろしい現象を起こしていく。
自分の作品への欲・そこに恐ろしくも囁き続ける小人。
小人や、対価を渡した時の文章表現がとても恐ろしく、ビジュアルを想像してぞわわっとしました。
さぁ、小人と取引をしてしまった二人の運命は────!?