怖さの向こうに突き付けられているもの。

文章であれ、形あるものであれ、何かを『創作』する人は、このお話に特別な “怖さ” を感じるのではないでしょうか。
確かに、書かれている事象そのものが怖いです。
でも。
登場する小人が囁く誘惑の言葉が、もしも自分に向けられたとしたら。
そう想像した時、惑わされない、迷わない、と言い切れる人が果たしてどれくらいおられるでしょう。
そう考えた時、また違う “怖さ” を感じるのでは、と思います。

是非お読みになって、今一度、自分が造るものの事を考えてみてください。

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