概要
いずこか、かえるところはあるか。
青年、逆井綾音(さかい・あやね)の唯一の親友にして幼馴染の寿樹恵(ことほぎ・めぐみ)が原因不明の死を遂げてから二か月後。
孤独になってしまった彼の下に、死んだはずの恵から届け物があった。
その中身は、割れている古びた鏡と、『この〝合わせ鏡〟をなんとかしてすぐに捨てろ、でも困っているなら願い事をしろ、きっと願いが叶う』といった趣旨の文章が書かれた手紙だった。
ささやかな願いが、叶えられていく。苛烈になっていく、その過程。
綾音は最初こそ半信半疑だったが、徐々に〝合わせ鏡〟の力に確信を持つようになる。
恵の動向を追っていく内、明らかになっていく現実。
幾度手放そうとしても戻ってくる〝合わせ鏡〟。
やがて〝合わせ鏡〟は、綾音の最も叶えたい願いを災厄の形で叶えてしまい──。
孤独になってしまった彼の下に、死んだはずの恵から届け物があった。
その中身は、割れている古びた鏡と、『この〝合わせ鏡〟をなんとかしてすぐに捨てろ、でも困っているなら願い事をしろ、きっと願いが叶う』といった趣旨の文章が書かれた手紙だった。
ささやかな願いが、叶えられていく。苛烈になっていく、その過程。
綾音は最初こそ半信半疑だったが、徐々に〝合わせ鏡〟の力に確信を持つようになる。
恵の動向を追っていく内、明らかになっていく現実。
幾度手放そうとしても戻ってくる〝合わせ鏡〟。
やがて〝合わせ鏡〟は、綾音の最も叶えたい願いを災厄の形で叶えてしまい──。
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