第22話 王様ゲーム1
俺、サオ、金井母、真咲、香、茂部の計六人。つまりこの箱の中には王様と書かれた紙と一から六までの紙が入っている。
時計回りに引いていく。
てかさ……こういうのって割り箸じゃね?
「――じゃあ引いたわね? 王様はだーれ」
俺は3だ。
「サオだよ~サオだって言うんだよ~サオちゃんでっす」
テンション上がり過ぎておかしくなってるな。
「じゃあじゃあ~、1とぉ~……いや1が2のお尻のお穴を舐める!!」
いきなり下ネタかよ!? エロおっけーなの!?
「あら、私が1だわ」
「うへ……俺が2だわ……逆だろ普通」
逆でもおかしいから。
「私自分のおかーさんが知らない男を舐める姿を見るの?」
「サオが言ったんじゃない……おぞましい光景になるわね」
「うううう……牧場の悪夢が……」
ひどいなこいつら。俺も見たくないけど。
「はいどうぞ」
茂部がベッドに手を付き、四つん這いの様になりズボンを下ろしてお尻を丸出しにする。
金井母が舌なめずりをする。
えっろ――何度もヤったけど良いわ~マジで。人妻ってエロいよな。
「ごくっ――な、舐めますね」
舌を突き出し、恐る恐る近づいていく。
「ひゃんっ――ん、つよ――ん♡」
「れろ――じゅちゅ♡」
れろれろと舐めていく金井母。つか茂部が犯されてる女みたいな声だ。
「私帰りたい」
「貴女の家よ……というか一人称が変わってるわよ」
「じゃあ2回目行くわよ」
もう一度引き直す。
俺は4か。
「王様だーれ? って私だわ」
真咲の様だ。
「じゃあ~、2と~3が~キッス!」
キッスてお前……。
「あら? 私2だわ……二回連続で当たったわね~」
「う……サオだ……3おだ……」
何言ってんだよ。
「うう……くっさいよ! なんで親子でキスなんて!」
「行くわよ~」
「んぐっ――うぼぼ」
「れろ、んちゅ――じゅる♡」
「やっべえっろ……勃起してきた」
「お前の糞のせいでサオが苦しんでるんだが?」
「じゃあ3回目よ……」
やらせておいてげんなりしてやがる。
俺は1だ。
「王様だーれ」
「わ、私です……ふええ……すみません……」
香の様だ。
(この人なら穏やかになりそうだな)
(お前は何にも分かってない)
茂部が小声で話しかけてくる。まあ普通の印象はそんなもんか。
「えとえと……2が下半身裸になってください……」
おい。
「あら私ね」
真咲は平然と脱いだ。
「きたあああ!!!」
茂部の奴、ガチで勃起してやがる。
むっちむちでありながらも引き締まる矛盾の美しい脚。ぷりんぷりんのお尻と毛の薄いお股。
「じゃあ4回目行くわよ」
俺は2だ。
「王様だーれ」
「私よ~」
金井母だ。
「じゃあ~2が5のおっぱいを直で揉む」
「俺だわ」
「わ、私です……良かった……その地味男じゃなくて……」
ナチュラルにひでえ。
大きい爆乳を揉みしだく。彼女はその為に上半身を裸となっている。
「――なあ、ここでオナっていいか?」
「いいよ~部屋が汚れるから行くときはカオリンの口に入れてね~」
「いいの!?」
「いいよ~ばかくん」
「茂部です」
柔らかい……何度揉んでも飽きない胸だ。
「ふえええ……感じるです……」
「――ちっ、あとで香をひどい目にあわせてあげるわ」
真咲が舌打ちした。
普通じゃ無い奴らに勘違いされる一般人(俺) みつぎみき @mumusasa
ギフトを贈って最初のサポーターになりませんか?
ギフトを贈ると限定コンテンツを閲覧できます。作家の創作活動を支援しましょう。
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。普通じゃ無い奴らに勘違いされる一般人(俺)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます