第8話【人の心それは鬼か仏か或いは…1572年の比叡山】

「仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長しつこいわ!光秀ッ!比叡山の坊主うっせえわ!やっておしまい!」

「マジ卍?」

「察しろ…」

「御意にて候」


≪いやいやいやいや、流石に比叡山を攻めるのは如何なものかと思うぞ?だがしかし信長様一度決めたら聞かねぇからなぁ…しゃぁねぇ。比叡山の民すまぬが明智魔法衆が楽にしてくれようぞ。≫


1572年比叡山延暦寺に織田軍の明智十兵衛光秀を主戦力とした【比叡山の堕落生臭破戒僧坊主共と不愉快な協力者たちを楽にしてあげよう作戦】が比叡山を急襲した。


「仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長」

「仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長」

仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長…………」

殲滅斬首刃風弾Lâmina de decapitação de extermínio.


~一陣の刃の魔刃が明智魔法衆の操る魔法によて坊主共や女子供などすべて分け隔てなく苦しむことなく否、正確にはこの世を去ったことに知ら気づくこともできぬうちに綺麗に首から上だけを消滅させた~


「明智十兵衛光秀…こいつをいつかは消さねばのぅ…」


羽柴秀吉は一人呟いた。自分に言い聞かせるかの如くに…


【ルイス・フロイスの日記】

『織田信長の仏門に対する弾圧は更なる高みへの踏み台でしかなかった。この男は危険だ。しかし、彼はいつか身を亡ぼすであろう。神の加護あれ。アーメン《A repressão de Oda Nobunaga ao portão budista foi apenas um trampolim para alturas mais altas. Esse cara é perigoso. Mas ele vai morrer um dia. Deus te abençoê. Um homem》』


(つづく)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る