第18話【1583年北ノ庄城燃ゆ 柴田勝家は妻・お市に萌ゆ】
【1583年北ノ庄城燃ゆ 柴田勝家は妻・お市に萌ゆ】
~賤ヶ岳の戦いに敗北し、猛将・佐久間盛政 頼りにしていた前田利家の中立気味の離脱によって勝家は本拠地の越前・北ノ庄城に籠城していた~
「禿げ鼠の猿面冠者が~۹(◦`H´◦)۶プンスカ!」
「貴方様。ワタクシとてもあの醜きエテ公は吐き気をもよおす程に嫌いにございます。されど勝敗は時の運でございましょう?」
柴田勝家はぐぬぬ( ´ᾥ` )と苦虫を噛んだ顔をしていたが妻のお市の方を眺めていたらもう羽柴秀吉などどうでも良くなった。
「左様。勝敗は時の運にござるな。市よ♪そなたは美しい❤ワシは死なねばならんがお主は三人の子らと逃げられよう…如何するか?」
「織田信長の妹にもう一度生き恥を晒すとお考えか?」
勝家は愚問であったと苦笑するや市を刺殺した。
「勝家の歪んだ恋慕の情をお許しくだされ……」
満足な笑みを浮かべた市の亡き骸に目で別れを告げると勝家は北ノ庄城の眼下の羽柴秀吉軍に言い放った。
「我こそが織田家中筆頭家老・柴田勝家である!吹き飛べ!」
勝家は渾身の力で叫んだ。
「爆散せよ!《Explodir!》」
柴田勝家は肉片の欠片も残さず爆散した。
羽柴秀吉と柴田勝家の覇権争いは羽柴秀吉に軍配があがったのであった。
【ルイス・フロイスの裏日記】
はい。柴田勝家も死にました。いよいよ羽柴秀吉の覇権争いは終盤にございます。主よ!我々にも加護あれ。アーメン《OK. Shibata Katsuie também morreu. A batalha pela supremacia de Hideyoshi Hashiba está finalmente no fim. Senhor! Abençoe-nos também. Um homem》
(つづく)
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