第29話【1614年Osaka Winter War.真田丸と最後の魔法衆&仏法衆共闘】

第29話【1614年Osaka Winter War.真田丸と最後の魔法衆&仏法衆共闘】


家康のいちゃもんによって開戦を余儀なくされた豊臣秀頼トヨトミヒデヨリは兵と将を補うべく大坂城➁蓄えられていた金銀財宝を解放し、それを資金にして招集に充てた。

-その中には三方ヶ原で家康をボコボコッッッにした武田信玄タケダシンゲンに我がマナコの如しと評され上田合戦で徳川秀忠に赤っ恥をかかせた真田昌幸サナダマサユキの次男・真田信繫サナダノブシゲの姿もあった-


【状況報告】

『大坂城に徳川家康他数多の大軍が接近中

秀頼公にあらせられましては早急に手立てを』

(筆・物見)


ー籠城戦論と野戦論で喧々諤々ケンケンガクガクであったが「家康の寿命が尽きるのを期待しつつ難攻不落の大坂城にて迎え撃つべしー

と、決した為、真田信繫が

「それは不本意な話である。願わくば亡父・昌幸直伝の丸を大坂城のこの地に築かせて戴きたい。」

ともうしでると秀頼は、

「了承。」

とだけ言うと、奥へ下がった。


信繫に一人の切支丹が近づいた、

ソレガシ明石全澄アカシテルズミ真田殿に我ら魔法衆をお貸しいたそう。存分に使われよ。」

「かたじけない。」


-信繫の軍勢には仏法衆の流れを汲む者も多数いたが徳川家康という大敵の前に宗教的わだかまりは棚上げされたのであった-


【真田丸攻防戦】へ

(つづく)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る