～堺の町を中心にキリスト教徒勢力『魔法衆』は拡大を果たしていった～

1560年に『織田信長』が田楽桶狭間（でんがくおけはざま）に於いて駿河国守護大名（するがこくしゅごだいみょう）･今川義元（いまがわよしもと）を討ちとる大金星を挙げていた頃、畿内（きない）の政治情勢はしっちゃかめっちゃかであった。

「異形仏敵討つべし！」

「Converta os pagãos e promova o trabalho missionário! Vamos destruir o pagão que se opõe com "magia"! Um homem《異教徒を改宗し、布教活動を推進しましょう！逆らう異教徒は『魔法』で滅してあげましょう！アーメン》」

畿内（きない）（紀伊半島）の仏教寺院勢力圏（ぶっきょうじいんせいりょくけん）と堺を中心としたキリスト教徒勢力による戦いが勃発（ぼっぱつ）した。

この戦いで仏教寺院勢力圏はキリスト教徒勢力による魔法使い『魔法衆』が操る異次元の破壊力によってマイルドに生首がことごとく消し翔ぶ光景をまざまざと魔法の威力をこの国の全年齢の民に見せつけた。

この戦いで仏教徒勢力を潰走させた指揮官宣教師が後に『織田信長』と出会う『ルイス・フロイス』である。

「Vamos deixar as pessoas em conserva magicamente. Vamos governar este país igualmente em nome de Deus.《この国の民を魔法漬けにしましょう。我々が平等にこの国を神の名のもとに支配してあげましょう。》」

宣教師ルイス・フロイスは不敵な笑みを浮かべていた。

（つづく）