第6話【1570年石山本願寺10年戦争〚基督教〛対〚仏教〛】

1570年の織田信長の戦闘ログは織田家が信長自身を含めて巨大なブラック企業的な体質も含んでいたっぽい雰囲気すらある。しらんけど。


閑話休題


姉川合戦の後浅井朝倉を滅した信長は摂津の『石山本願寺』攻めを宿老【佐久間信盛さくまのぶもり】に命じた。

命じた…


まさか10年もかかるとは命じた信長も思わなかったのであった…


「え~。本願寺の熱心な浄土真宗本願寺派のみなさ~ん!仏敵信長を懲らしめてくれてありがと~♪顕如けんにょ嬉し~♪マジ卍!」


ウォォォォォォオォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!


結構いいお年の本願寺顕如こと本願寺光佐ほんがんじこうさである。


顕如は人々の不安定な世の乱れや救いようのない人々の暮らしを仏教徒を通じて仏法衆化を施した。

もはや本願寺に根を張り依存しなければどの道民草は救済されぬ運命であった。

本願寺の仏法の主である本願寺顕如は自らをある意味カリスマ的崇拝を集めた。

信者にとってこの摂津石山に君臨する命をささげる激推しが何度も繰り返し連呼するが【本願寺顕如ほんがんじけんにょ】である。


「なんか~?織田のぶっちが基督教きりすときょうとかいう邪教を布教しちゃてるんだ~!みんなでのぶっち懲らしめちゃお~♪」

「「「「顕如様~!!!!!ヨロコンデ~!!!!!!!!!!!!!!」」」」

「「「「仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長仏敵信長」」」」


織田信長が一番攻略に時間をかけさせられた恐怖の10年戦争の始まりの序曲であった。


(つづく)

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