第4話【とある日ルイス・フロイスConheçer《出会う》明智光秀】
時期も日付けさえも定かではないが、とある日ルイス・フロイスは堺の町で真面目なサムライを見かけた。
「そこのあなたは堺の人ではありませんね?《Você não é uma pessoa Sakai, certo?》」
「お主はこの国の民ですらなかろう。」
「(この人物は肝は座っているかもしれないがユーモアを解しないな《Esta pessoa pode estar sentada, mas não entende de humor》)」
「私は忙しいのだが名を名乗らせてもらおう。我が名は明智十兵衛。南蛮渡来の魔法を学びに美濃から参った。」
「あなたはキリスト教徒になれますか?《Você pode ser um cristão?》」
「それがし自身には難しゅう御座る。それがしに娘が産まれたとして本人が望むのならばやぶさかでないが……」
「その言葉をもって契約です♪《 É um contrato com essa palavra ♪》」
「ええっ‼」
「私はキリスト教宣教師のルイス・フロイスです。あなたに魔法の指南をしてさしあげましょう。《Sou Luis Frois, um missionário cristão. Vou te dar uma orientação mágica.》」
「フロイス殿。よろしくお願いいたします。」
«明智光秀は謹厳実直な人柄にして技術の習得に貪欲な面もあり、この国に何らかの影響を及ぼす人物と認めるに至る»
«Akechi Mitsuhide tem uma personalidade rígida e honesta e ávido por aprender aptidões, sendo reconhecido como uma pessoa que tem alguma influência neste país»
ルイス・フロイスは明智光秀に魔法の手ほどきをした。
~
(つづく)
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