概要
実は彼らはそこで日に日に重大な会議をしているのです。
彼らはそこで一体何を話しているのでしょう?
少しだけ彼らの話しを盗み聞きしてみました。
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- ★★★ Excellent!!!多分私も、猫に悪口を言われている。
そう、確信させられました。
11年ほど前に家庭教師で伺った先の猫さんに、悪口を試してみました。
「三味線!」
「中国名物、猫の鍋!」
で、猫さん、耳をぴくぴくさせながら、日向ぼっこをしつつ、しっぽをふっておいででした。
先日は、親と同学年のある大先輩宅の三毛猫のたま様、老婆猫様です。
「三味線!」
と、声を掛けました。
すかさず振り向かれ、
「にゃー」
と言われました。
どうやら、悪口とわかってお怒りだった模様です。
こんなニンゲンのおっさん、世界猫類のブラックリストに入っていないはずもないのではないか?
そんな気が、してきました(汗汗)。
中国人は、机以外の四本脚はすべて食べると言…続きを読む - ★★★ Excellent!!!企画入賞レビュー「センスの塊、この方こそがモフモフマスター」
今回集まった作品の中で筆者が最も動物愛を感じた作品。
普段から猫たちと接し観察している方でないと、とてもこうは書けません。
駐車場で群れなす猫たちが、ノンビリまったりと独特な雰囲気を漂わせながら会議するだけのお話。それがこんなにも面白いのは、登場する猫たちがどれも個性的で各エピソードの主題が明確になっているからでしょう。
各エピソードがどれも千字以下で読み易くまとまっているのも好印象。それでいて読み応えもタップリなのは作者さまの優れたセンスの成せる技。
「で、『偉い』って何なんだ? 人間の考え方に毒されて、猫社会に訳の分からない概念を持ち込まれても迷惑なだけだ。」
作中から抜き出した一文…続きを読む - ★★★ Excellent!!!駐車場の片隅で、店の軒下で、繰り広げられるあったかい会議の主人公は……
お陽さまの温もりが届く駐車場の片隅に、気ままに集まる近所のねこたち。
そして、顔をあわせるとはじまるのが、ねこかいぎなる、ねこたちによるお喋りなのです。
その内容は、自分たちのランキングだったりガールズトークだったり、更には、飼い主に怒られた愚痴だったりと、わたしたちのお喋りとなんら変わりません。
でも、ねこたち目線での会話の行きつく先が、どこかずれているのがおもしろくて、でも、暖かくて、かわいくて……。
ねこたちって、元来、自由で気ままで、ちょっとわがままな生きものなのです。だからこそ、この短いお話は、本当に『ねこたちの声』みたいに聞こえます。
このお話を読んだ後、駐車場…続きを読む